研究分担者 |
大野 弘 神戸大学, 工学部, 助教授 (60031142)
鈴木 和彦 岡山大学, 工学部, 教授 (50196797)
柘植 義文 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (00179988)
山下 善之 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60200698)
橋本 芳宏 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (90180843)
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研究概要 |
(a)ストレス排除のために、雑音に汚染された時系列信号の変化を検出する方法として多変数CUSUMの3つの方法を、蒸留塔の実時系列データに適用してその有効性と優劣を検討した。その結果Healyの方法が、理論的な面からも、使いやすさの面からも一際抜きん出ていることが判明した。 (b)予防保全における検査の効果を補修・更新の効果と同じ次元で比較する方法論を開発した。これを用いて,次回作業時期と次回作業内容を最適化するアルゴリズムを開発し,配管系に適用して有効性を確かめた。 (c)劣化診断の手法として,独立成分分析とCUSUMを組み合わせた手法を提案し検討した。また、プラントの異常時の代替操作手順を自動生成するための手法として、プラントの構造と操作をそれぞれ有向グラフとして表現し、部分グラフ同型問題に帰着させて解く手法を開発した (d)化学プラントの設備災害を防止するための多重防御層の設計指針を明らかにし,多重防御層の設計支援システムの開発の準備を行った。 (e)カスケード制御、比率制御に基づいた異常時対策立案の方法を開発した。この方法は、燃焼や化学反応などの安全運転の維持に威力を発揮する。因果関係行列によりプラントを表現するため、モデル開発、制御系設計、対策立案が、いずれも容易に実現できる。 (f)設備災害を防ぎ,かつ,生産性を向上させるための設備管理システムの構造を明らかにした
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