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2000 年度 実績報告書

イネ葉緑体への窒素固定能の付与

研究課題

研究課題/領域番号 12460001
研究機関東京大学

研究代表者

堤 伸浩  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00202185)

研究分担者 吉羽 洋周  株式会社日立製作所, ライフサイエンス研究センター, 主任研究員
キーワード葉緑体 / GFP / stromule / タンパク質輸送 / トランジットペプチド
研究概要

葉緑体への効率的なタンパク質移行システムを開発するために,これまでに単離したイネ葉緑体リボソームタンパク質遺伝子のトランジットペプチド領域を,Green Fluorescent Protein(GFP)遺伝子の上流に結合したキメラ遺伝子をパーティクルガンでタバコの葉の表皮細胞に導入した.その結果,導入した遺伝子産物が葉緑体に特異的に輸送され,ある程度定量的に解析できることを確認した.
GFPの蛍光を共焦点レーザー顕微鏡で観察する過程で,葉緑体からstromuleと呼ばれる多数の管状の突起物が観察された.本研究ではこのstromuleが細胞内のすべての葉緑体を結合するようなネットワーク様の構造を,高頻度で形成することをつきとめた.stromule内にはクロロフィルの蛍光が見られないことから,チラコイド膜は存在していないと考えられる.このstromuleにより葉緑体間の物質輸送や情報伝達がおこなわれている可能性もある.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Arimura S.,: "Numerous and highly developed tubular projections from plastids observed in tobacco epidermal cells"Plant Science. 160,3. 449-454 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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