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2000 年度 実績報告書

園芸作物の栽培でこれまで見過ごされてきた急激な葉温降下のストレスーその生理障害の重要性と発生機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12460015
研究機関京都大学

研究代表者

林 孝洋  京都大学, 農学研究科, 助教授 (40173009)

研究分担者 細川 宗孝  京都大学, 農学研究科, 助手 (40301246)
キーワードイワタバコ科 / キツネノマゴ科 / リーフスポット / 葉温 / 環境ストレス / オキシダティブバースト / 活性酸素 / 過敏感細胞死
研究概要

本年度は,急激な葉温降下に対して過敏感な植物を広く検索するとともに,葉温降下ショックのストレスとしての特徴と他の物理刺激との類似点・相違点を明らかにしようとした.形態・生態の異なる種について,障害発生の類似点・相違点が明らかになれば,詳しい発生メカニズムの解明も容易になると考えられる.主な研究成果は以下のとおりである.
1.急激な葉温降下ストレスに敏感な植物として次のような植物が見つかった.イワタバコ科:Achimenes spp.'クラウテッド・イエロー',Achimenes spp.'ピーチ・グロー',Achimenes×Smithantha'アクエリアス',Columnea'Aladdins Lamp',Columnea longiflora'Alba',Corytoplectus congestus,Gloxinia speciosa,Gloxinia silvatica,Nemathanthus fissus,Nemathanthus spp.'Rio',Nemathanthus spp.'Bijou',Saintpaulia ionantha'Ritali',Streptcarpus saxorum,Streptcarpus'Boisenberry delight',Streptcarpus.キツネノマゴ科:Barleria repens,Ruellia macrantha,Strobilanthes japonica.
2.植物体への物理的な傷つけ処理(葉やシュートの切除を含む)は,その処理部位と離れた健全組織に葉温降下ショックと類似の障害(細胞の褐変壊死)を引き起こした.傷つけ処理と葉温降下ショックは,障害の引き金として同じ反応を引き起こすものと推察された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 梁修静,林孝洋,矢澤進: "イワタバコ科およびキツネノマゴ科植物で見られる有傷部から離れた葉の健全部に生じる褐変"園芸学会雑誌. 69巻・別冊2. 222 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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