研究課題/領域番号 |
12460120
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
松田 洋一 北海道大学, 理学部, 教授 (70165835)
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研究分担者 |
梅原 千鶴子 北海道大学, 理学部, 教務職員 (80291227)
阿形 清和 岡山大学, 理学部, 教授 (70167831)
島田 清司 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (40065579)
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キーワード | ニワトリ / ヒト / FISH / 機能遺伝子 / 染色体マッピング / 比較染色体地図 / cDNAライブラリー / EST |
研究概要 |
ダイレクトR-バンディングFISH法をニワトリ染色体に応用し、これまでに106個の機能遺伝子をニワトリ染色体上にマッピングした。106機能遺伝子の中で、マクロ染色体にマップされたものは61(内5個はZ染色体上)、ミクロ染色体にマップされたものは48であった。ミクロ染色体上にマップされた機能遺伝子の頻度は全体の約44%であり、ミクロ染色体がゲノム中に占める割合が30%程度であることを考慮に入れると、ミクロ染色体上には高密度に機能遺伝子が存在することが、本研究でも実証された。本研究で得られた情報は、今後ミクロ染色体と遺伝連鎖地図を対応させる上で重要なものとなるであろう。本研究でマップしたほとんどのニワトリ遺伝子では、ヒトで既にその相同遺伝子がマッピングされているため、我々のデータをヒト機能遺伝子の染色体地図と比較した結果、ニワトリ第1染色体、第2染色体長腕、第4染色体、第5染色体長腕およびZ染色体でヒト染色体との間に計9つの保存領域が検出された。この結果は、鳥類と哺乳類が分化する以前に共通の祖先がもつゲノム構造が存在したことを示唆している。また、哺乳類のX染色体と鳥類のZ染色体間に対応がみられないことから、鳥類と哺乳類の性染色体は異なる進化過程によって生じたことが本研究においても示唆された。 大量のニワトリ機能遺伝子のcDNAクローンの単離とEST(expressed sequence tag)化を実施するため、ニワトリ雌の脳より、λZAPファージベクターを用いてcDNAライブラリーを作製した。現在、ファージクローンをランダムに単離し、DNA断片のEST化の作業を開始している。
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