研究課題/領域番号 |
12460136
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
小俣 吉孝 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (10132987)
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研究分担者 |
宇塚 雄次 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (30151913)
牧野 壮一 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (30181621)
齋藤 篤志 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (10002263)
古岡 秀文 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (60238665)
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キーワード | 原虫感染 / 粘膜免疫 / 感染防御 / 免疫応答 / Cryptosporidium parvum / Eimeria stiedai |
研究概要 |
新生子牛ならびにC.parvum感染時の免疫学的特性の検討 C.parvum感染経過に伴う粘膜免疫応答ならびに全身性免疫応答を検討する目的で、出生時ならびに感染子牛の末梢血液中リンパ球での各種サイトカインのmRNAレベルでの発現を経時的に観察し、発煙誘導が開始される時期の病態生理について検討した。出生直後には、IL-12、IFN-rが一過性に発現しており、24時間後には消失することを見い出した。感染後、3日目からIL-12、IFN-rの発現が観察された。(第回獣医学会発表) E.stiedai感染ウサギならびに虫体可溶性抗原感作ウサギでの免疫応答と感染防御効果 E.stiedai感染ウサギにおける免疫応答について検討すべく、初感染ならびに再感染時における末梢血液中リンパ球での各種サイトカイン発現状況を経時的に観察し、本疾患における感染防御機構と、細胞性免疫応答の関与について検討した。E.stiedai虫体可溶性抗原感作ウサギの免疫応答についても同様の検索を行い、同ウサギの感染防御機構について検討した。感染に伴い、IL-12、IFN-rの発現が観察されるのに対し、抗原感作ウサギはIL-4、IL-6、IL-10を強く発現し免疫応答が異なることが示唆された。(第回獣医学会発表) また、感作材料中には複数の虫体由来抗原が存在することを観察しており、現在、抗原物質の免疫生化学的諸性質について解析中である。感染防御機構を誘導する抗原の詳細な免疫学的諸性質ならびに生理機能を検討すべく分子量約49kDaの抗原を分離し、同抗原感作ウサギは感染に対し顕著な防御能を示した。(第回獣医学会発表)
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