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2001 年度 実績報告書

サリンおよびサリン合成時の副生成物による長期的人体影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12470089
研究機関日本医科大学

研究代表者

南 正康  日本医科大学, 医学部, 教授 (00019639)

研究分担者 恵 答美  日本医科大学, 医学部, 助手 (60291720)
李 卿  日本医科大学, 医学部, 講師 (50250048)
稲垣 弘文  日本医科大学, 医学部, 講師 (50213111)
キーワードSarin / Biological monitor / Fluorine / neuro foxicity / Tokyo Sarin disaster
研究概要

1.バイオロジカル・モニタリングの研究
患者の尿検体が被曝から約3週間に渡って採取したものが保存してあるのでそれについてサリン及びその合成時の副生成物の代謝物を測定して被曝の実態を解明した。多数の副生成物に被曝されていると思われる(Hui and Minami,Clin.Chim.Acta 2000;302:171-188.)。
2.サリン被曝に依る中枢および自律神経系への影響(李、稲垣)
i)1998年に当時、被曝者の救命救急に携わった消防士及び警察官にたいしてケース・コントロール研究を被曝者56名、対照者52名について行った。其の結果数値の逆読みテストが被曝者群で点数が低かった。しかし、この結果は所謂PTSDの症状を持つこととは無関係であった。またBenton visual retention testも被曝者群で点数が低くかった。これらは記憶の機能の慢性的な低下を示唆するものである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hui D-A. ら: "monitoring of fluorin in urine samples of patients in The Tokyo Sarin disaster"Clin. Chim. Acta. 302. 171-188 (2000)

  • [文献書誌] Nishiwaki Y. ら: "Effect of Sarin on the Nervous System in Rescue team staff members ad police officers"Environ. Hlth. Perspectives. 1169-1173 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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