研究課題/領域番号 |
12470101
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
岡山 明 岩手医科大学, 医学部, 教授 (60169159)
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研究分担者 |
勝山 彰 岩手医科大学, 医学部, 助手 (60305993)
小野田 敏行 岩手医科大学, 医学部, 講師 (00254748)
中屋 重直 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (70048552)
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キーワード | 耐糖能異常 / 健康教育 / 介入研究 / 血糖 / 無作為割付 |
研究概要 |
耐糖能異常の健康教育の有効性を検討するため、健康教育プログラムの実施方法および効果的な指導方法に関する検討を行った。指導内容は運動および肥満解消を重点とし、食習慣調査結果に基づいて対象者の食習慣に応じた指導を行うよう栄養調査解析ソフトを作成した。更に指導のための教材として指導の要点がよくわかるよう配慮した拡大図版や配布用パンフレットを作成した。全国から募集した保健指導者20名を対象とした研修会を実施してその使用方法について研修を行った。また、プロトコールに沿った研究推進が可能となるよう中央事務局を設置し指導者の疑問や指導上の問題点についてきめ細かく対応できるよう配慮した。 研究期間が2年間であるので、対象者に対する指導期間は4ヶ月間とした。指導は保健指導者が調査結果に基づいて実施した。開始時、1ヶ月後、2ヶ月個、4ヶ月後とし開始時と終了時には同じ調査法を用いて食習慣を調査した。期間中指導前、2ヶ月後、4ヶ月後に採血検査を行い指導効果を検討するものとした。検査項目は空腹時血糖、HbA1c、インシュリンとし、更にフルクトサミン、グリコアルブミンについても検討した。 保健指導者の所属する20施設で軽症耐糖能異常の条件を満たす対象者計250名を募集した。対象者に対し全て同一の生活習慣および食習慣に関する調査を実施した。既往歴、服薬状況を確認した上で無作為に指導群と対照群に区分した。現在全ての施設での介入が実施されており第2年目である来年度8月頃には全ての介入が完了する予定である。
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