研究課題/領域番号 |
12470101
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
岡山 明 岩手医科大学, 医学部, 教授 (60169159)
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研究分担者 |
勝山 彰 岩手医科大学, 医学部, 助手 (60305993)
小野田 敏行 岩手医科大学, 医学部, 講師 (00254748)
中屋 重直 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (70048552)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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キーワード | 糖尿病 / 健康教育 / 無作為割付介入研究 / 1次予防 / 自己採血 / blood sugar monitoring |
研究概要 |
効果的な健康教育を実施するには、対象者本人が血糖の維持状況を把握することが効果的と考えられているが、疫学的な研究はなされていない。本研究では生活習慣の中でも日常の運動意識着目し、自己採血キット使用群で大きな変化がみられるかを検討した。本研究では岩手県下10市町村の協力を得ることができ、102名の対象者を得た。解析対象者の平均年齢は男性62.2±8.9歳(37名)女性60.0±6.7歳(65名)であった。6ヶ月間の健康教育前後で教育効果を比較した。プロフィール調査で実施した健康調査および健康教育終了時に行った同一内容の健康調査と比較した。食事で気を付けていることがある者は、介入群では有意に上昇した。一方対照群で増加は認められるものの有意ではなかった。また、両群に有意な差は認められなかった。「食生活で気をつけていること」について、控えることが望ましい食習慣「食べ過ぎない」、「アルコールを控える」、「肉を控える」、「砂糖を控える」、「油を控える」および「動物性脂肪を控える」を挙げたのべ対象者数とそれ以外とで比較した。介入群では有意に望ましい食習慣があるものが増加した。また対照群では増加は認められるものの有意ではなかった。しかし両群の変化の間には有意な差はなかった。「野菜を多く取る」、「魚を多く取る」、「大豆製品を多くとる」および「繊維を多くとる」では両群とも変化は認められなかった。 BMIは健康教育の前後で両群において改善は認められるものの有意な変化は認められなかった。月に一度以上運動する習慣がある対象者数は介入前後において、両群とも有意な増加は認められた。しかし、両群の変化の間に有意な差はなかった。運動量の多い通勤手段について徒歩および自転車スの通勤時間を算出して比較検討した。両群とも通勤時間の増加が認められた。しかし両群とも有意な変化は認められなかった。
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