研究課題/領域番号 |
12470286
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
田中 隆一 新潟大学, 脳研究所, 教授 (30018816)
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研究分担者 |
森 宏 新潟大学, 脳研究所, 講師 (70291359)
高橋 英明 新潟大学, 医学部・附属病院, 講師 (70236305)
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キーワード | hyperthermia / heat shock protein / gene terapy |
研究概要 |
1)in vitroの実験系として、hsp-lacZ、hsp-CD40 ligand、hsp-EGFPのplasmidを作成し、これらが熱刺激で発現することを確認した。 また、これらのplasmidをhuman(U251)およびrat(C6、RSV、SRB)のglioma cellに導入して、熱刺激による発現率を検討しているところである。 至適温度、加温条件については、39℃〜43℃までの間、1℃間隔で、時間は15分、30分、45分、60分、90分、120分とし、これらを組み合わせて最もよく発現する条件を検討している。 この後、IL-12、IFN-γ、p53などを導入し、熱刺激による殺細胞効果を検討する予定である。また、Glioma細胞の他にmelanoma細胞でも同様の検討を行う予定である。 2)上記で得られた細胞が産生するcytokineの量を測定し、Cytokineの発現がglioma細胞に及ぼす効果を細胞増殖能、apoptosis発現の有無、MHC分子、接着因子などの面から検討する。この後、遺伝子導入細胞をratの脳内、皮下に接種し、生着後温熱治療を行い、腫瘍組織の変化、殺細胞効果について検討する。
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