研究分担者 |
高本 眞一 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (60137833)
松島 綱治 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50222427)
佐久間 一郎 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (50178597)
橋本 寿正 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (50101001)
大村 昭人 帝京大学, 医学部, 教授 (80129981)
|
研究概要 |
超純水を流水式電解水生成装置に供給して陽極水を得た。これにより以下の基礎実験を施行した。 (1)殺菌性実験(in vitro)酸性ならびに中性陽極水のE.coli, Serratia marcescens, Pseudomonas aerginosa, Staphylococcus aureus MRSA, Staphylococcus epiderumidis MSSE, Enterococcus faecalis VRE, Mycobacterium bovis BCG, Bacillus subtilisに対する殺菌性について検討した。結果は酸性ならびに中性陽極水とも30秒(Mycobacterium bovis BCG, Bacillus subtilis は10分)の接触で殺菌効果を示した。 (2)殺菌性に及ぼす血液成分の影響(in vitro) 血液培養ボトルを用いた試験TSB培地にその5%量の人血液を混合し、培地の5ならびに0.5%の試験水(酸性ならびに中性陽極水、対称として生理食塩水)をいれ、E.coli, Pseudomonas aeruginosa, Staphylococcus aureus MRSAのいずれかと12時間培養した。 結果はすべて殺菌効果を示さなかった。血液5mlに直接試験水(1mlと0.25ml)を添加し、E.coli, Pseudomonas aeruginosa, Staphylococcus aureus MRSA のいずれかと18時間培養した結果。前2つの細菌は血液と接触することで死滅。MRSAはいずれの水にかかわらず、接種菌数より増加した。
|