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2000 年度 実績報告書

ウイルスの急性中耳炎発症・病態への関与と治療へのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 12470354
研究機関山梨医科大学

研究代表者

岡本 美孝  山梨医科大学, 医学部, 教授 (40169157)

研究分担者 松崎 全成  山梨医科大学, 医学部, 講師 (90283217)
荻野 純  山梨医科大学, 医学部, 講師 (00177156)
キーワード急性中耳炎 / ウイルス / 組織培養 / 核酸増殖法 / 中耳炎動物モデル
研究概要

急性中耳炎の発症とその病態に及ぼすウイルス感染の影響を検討するために、急性中耳炎にて来院した未治療患者50症例より、鼓膜切開にて中耳液を採取して、ライノウイルス、アデノウイルス、パラインフルエンザウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルス、コロナウイルスの検出を、組織培養法ならびに核酸増殖法(RT-PCR)により行なった。組織培養法にては、ライノウイルス、RSウイルスが5症例に検出されたが、RT-PCR法により、30%にウイルス遺伝子の存在が同定され、急性中耳炎の発症へのウイルス感染の関与が示され、現在も検討的症例数を増やしている。
一方モルモット、及びマウスの中耳へRSウイルスを接種して感染実験を行なった。ウイルス接種にてマイルドな増殖がみられ、炎症反応は軽微であったが、前もってこれらの動物をアルブミンで感作しておくことで、RSウイルス接種にて有意に強い好酸球浸潤が中耳に認められた感作固体にウイルス感染が引き起こされることで、好酸球浸潤を中心とした強い炎症反応が生じることが示唆された。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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