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2000 年度 実績報告書

象牙芽細胞の分化における一酸化窒素の機能に関する分子生物学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 12470406
研究機関九州大学

研究代表者

赤峰 昭文  九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (00117053)

研究分担者 山座 孝義  九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (80304814)
橋口 勇  九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (10150476)
吉嶺 嘉人  九州大学, 歯学部・附属病院, 講師 (80183705)
キーワード象牙芽細胞 / 一酸化窒素 / 一酸化窒素合成酵素(NOS) / 血管型NOS / 誘導型NOS / NF-κB / 形態学的検索 / 分子生物学的検索
研究概要

本年度の研究テーマは、正常歯髄における一酸化窒素合成酵素(Nitric Oxide Synthetases,NOSs)のなかの血管型NOS(endothelial NOS,eNOS)および誘導型NOS(inducible NOS,iNOS)およびiNOS遺伝子の転写に重要な関与を示す転写因子の1つであるnuclear factor kappa chain in B cell(NF-κB)の発現を分子生物学的および形態学的に検索することであった。まず、当教室の得意とする研究手法の1つである形態学的検索から検索を開始した。6週齢雄性ラットのを固定後連続凍結切片の作製し、免疫染色を施した。象牙質/歯髄界面ではeNOSおよびiNOSの発現は象牙芽細胞ではその細胞質に微量の陽性反応のみ認められた。NF-κBに関しては象牙質/歯髄界面における象牙芽細胞の細胞質のみにその強い発現が観察された。この結果より正常象牙芽細胞へのeNOSおよびiNOS蛋白の局在しないが、NF-κBは局在していること判明した。しかしながら免疫染色の結果から、NF-κBは核内転写因子であるにも関わらずその局在は核に認められなかったことから、活性化NF-κBの局在検索に免疫染色が最適でないと考え、合目目的な手法であるSouthwesren Histochemistryにて検索を試みた。結果は活性化NF-κBは象牙芽細胞の核に若干の局在が認められた。現在は、eNOSおよびiNOS mRNAの発現を形態学的および分子生物学的手法によるアプローチを開始し、各遺伝子に対するプローブの作製しその特異性を検索中であるが、その特異性に問題があり、この先におこなう予定であるin situ hybridization法やNorthern blot法によるmRNAの発現が行えずにいるのが現状である。したがって現在は特異性の高いプローブの作製に邁進しているところである。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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