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2003 年度 実績報告書

顎口腔機能診断のためのデータベース構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12470422
研究機関徳島大学

研究代表者

坂東 永一  徳島大学, 歯学部, 教授 (00014168)

研究分担者 藤村 哲也  徳島文理大学, 工学部, 教授 (80219047)
鶴田 正彦  鶴見大学, 歯学部, 講師 (80089458)
河野 正司  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究所, 教授 (50014098)
竹内 久裕  徳島大学, 医学部・歯学部付属病院, 講師 (10222093)
中野 雅徳  徳島大学, 歯学部, 助教授 (30136262)
キーワード顎口腔機能 / データベース / 顎運動測定器 / 顎運動 / 6自由度
研究概要

本研究では現在国内で開発、市販されている代表的な6自由度顎運動測定器をすでに保有し、研究および臨床に活用している国内の代表的施設の参加を得て、データ評価の互換性を確立し、6自由度顎運動データベースを構築して診断のための基準値を明らかにするとともに、日常臨床で応用するための問題点とその解決法を明らかにすることを目的とした。
研究対象顎運動測定器は、ナソヘキサグラフJM-1000T((株)小野測器,(株)GC)、トライメットJKN-1,((株)東京歯材社)、MM-JI, MM-JI-E((株)松風)の3機種である。
顎口腔機能診断のためのデータベース構築に際しては、顎運動データとともに収集する被験者の情報項目(年齢、性別、顎口腔機能等)について洗い出しを行い、あわせてその評価基準についても検討を行った。顎運動データについては、各測定器の解析ソフトにてプログラムの新規開発あるいは改造なしに出力可能なデータ形式(運動経路のアスキーシーケンシャルファイル)で集積し、統一的なファイル形式へと変換するカスタムソフトウェアを開発した。これにより研究参加施設以外の研究施設あるいは、研究対象以外の測定器のデータについても既存のソフトウエアを改造することなくデータ解析が可能となった。さらに本研究では、顎運動データの標準フォーマットの提案とデータベース管理システムの開発に加え、測定機種や解析の基準座標系に依存しない顎運動解析項目についても検討を行った。解析項目については、日常臨床での機能評価を考慮し、切歯点の運動経路解析を中心としたパラメータ群と、6自由度顎運動測定のデータ特性を活かし、被験者間の解剖学的相違や測定器の違いなどの影響を可及的に排除した形での解析パラメータ群である。
これらの研究の成果については、国内外の学会および学術雑誌等で発表した。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 常盤 肇: "光学式顎運動測定装置(JM-1000T)の臨床的測定精度に関する研究"日本顎口腔機能学会雑誌. 7. 13-25 (2001)

  • [文献書誌] S.Kohno et al.: "Functional-rhythmical coupling of head and mandibular movements"J Oral Rehabil. 28. 161-167 (2001)

  • [文献書誌] S.Kohno et al.: "Rotational head motion concurrent to rhythmical mandibular opening movements"J Oral Rehabil. 28. 740-747 (2001)

  • [文献書誌] 坂東 永一: "高精度6自由度運動測定器の開発研究"日本補綴歯科学会雑誌. 46. 309-323 (2002)

  • [文献書誌] T.Fukui et al.: "Correlation between facial morphology, mouth opening ability, and condylar movement during opening-closing jaw movements in female adults with normal occlusion"European Journal of Orthodontics. 24. 327-336 (2002)

  • [文献書誌] 桑嶋 渉 ほか: "ヒト下顎限界運動顎位の6自由度解析"信学技報. 51-54 (2003)

  • [文献書誌] 森本 俊文 ほか 編: "顎関節症入門"医歯薬出版株式会社. 244 (2001)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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