平成12年に整理されたは下記動的治療終了時の資料をもとに平成13年度は各治療関連因子の組み合わせによる治療成績ならびに効果の判定を行った。 【治療関連因子の組み合わせについて】 1. 骨格性の異常による分類(ANB角) 2. 治療法による分類 (抜歯・非抜歯) 3. 使用装置による分類 (マルチブラケット単独・顎骨の成長発育に関与する装置) 4. 治療経過による分類 (治療期間・回数) 5. 治療危険因子の出現の有無による分類 (歯根吸収・歯肉退縮) 6. 保定の安定度による分類(再治療群・安定群) 【中間結果(報告)について】 1. 骨格性の症状の差により、各群間での治療結果・成績に差異が見られた。 2. 同類の症状であっても抜歯、非抜歯の治療差により治療結果・成績に差異を認めた。 3. 顎骨の成長発育コントロール(促進・抑制)では、その後のマルチブラケット装着期間・治療回数の減少が見られた。 4. 治療危険因子(歯根吸収・歯肉退縮)の出現は治療期間が長いものほど出現率が高かった。 5. 保定の安定度による分類(現在分析中)。
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