研究課題
基盤研究(B)
ICR系妊娠マウスを用いディーゼル排気の生殖系への影響と内分泌かく乱作用に関する研究で、ディーゼル排気の胎仔期暴露により、雄性胎仔性分化関連因子である、ミュラー管阻害因子(MIS)、およびステロイド合成酵素制御因子(SF-1)mRNA発現量の減少すること、系統差が存在することを見いだした。また、妊娠マウス期だけ暴露し、出生仔が3週齢に達した時点で離乳し、4週齢時点で影響を評価した。胎仔期DE暴露により精巣重量、前立腺重量、凝固腺重量、精嚢重量が対照群と比較し有意に増加した。また副生殖腺(前立腺、凝固腺、精嚢)の発達に関与するテストステロンの血中濃度が有意に増加した。以上の結果から、胎仔期DE暴露は胎仔や出生後の仔の生殖系に影響を及ぼすこと、また何らかの内分泌かく乱作用を示す可能性が示唆された。
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