研究課題/領域番号 |
12470527
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
宮田 健 熊本大学, 薬学部, 教授 (90040310)
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研究分担者 |
礒濱 洋一郎 熊本大学, 薬学部, 助手 (10240920)
甲斐 広文 熊本大学, 薬学部, 助教授 (30194658)
徳富 直史 熊本大学, 医学部, 助教授 (30227582)
福永 浩司 熊本大学, 医学部, 助教授 (90136721)
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キーワード | GM-CSF / MEF / ETS-2 / 上皮細胞 / 漢方薬 |
研究概要 |
MEFは上皮細胞において感染防御因子(lysozyme,defensin-1,defensin-2)の発現を増加させる一方、炎症性サイトカイン(GM-CSF)の産生は抑制することがわかった。その作用機序は、lysozymeについてはLKLFというKLF familyに属するzinc finger転写因子との相互作用が関与し、GM-CSFについては、ETSファミリーのETS-2がGM-CSF promoterを活性化するのに対し、MEFがDNA上でETS-2に対して拮抗作用を示すことを明らかにした。さらに、同じETS転写制御因子ファミリーであるESE-1が線維芽細胞を上皮細胞に分化転換させる可能性も見いだした。この知見は線維化組織を正常化するための遺伝子として注目に値する。肺胞蛋白症との関与を調べる過程で癌の抑制遺伝子として機能するMEFという転写因子の全貌が明らかになってきた。肺胞II型上皮細胞の分化機構を明らかにするため数日の培養により肺胞I型上皮細胞様へと分化転換した細胞から、mRNAを抽出し、Differential Display法を用いてそれぞれの細胞に特異的な発現パターンを示す分子種を同定した。漢方製剤にステロイド様活性があるものを数種見いだした。
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