研究課題
本研究は、科学史が本格的に導入される新科目「理科基礎」の高校理科への設置にともない、教育現場に役立つ科学史教材集を作成することを目的としておこなわれているものであるが、第2年度に入り、いよいよその具体化のための準備が整いつつある。その第2年度の研究実績の概要は以下の通りさある。(1)科学史教材集の体裁について骨子がまとまった。(2)科学史教材集のトピックス項目の選定について物理学史、化学史、生物、医学史、地学、天文学史の分野に分けて作業おこない、その項目検討をおこなった。(3)科学史教材集のトピックス項目の見本原稿について、研究分担者ならびに研究協力者の助力を得て、試案を前記の四つの分野毎に作成し、その検討をおこなった。(4)来年摩より『理科基礎』が導入されるが、そこでの科学史研究の役割を検討する、シンポジウムを開催し、その基本的意義、想定される事態、教科書づくりなどで表出されたことなどについて討議をおこなうと共に、望ましいあり方について協議した。(5)理科教育に役立つ科学史タイトルについて、前年度に引き続き、集約作業をおこなった。
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