• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

異種文化圏間の色彩感覚差の科学的解析とマルチメディア生活環境への応用

研究課題

研究課題/領域番号 12480022
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

佐藤 哲也  京都工芸繊維大学, 繊維学部, 講師 (20252546)

研究分担者 星野 裕之  山口大学, 教育学部, 助教授 (60263753)
梶原 莞爾  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (10133133)
森本 一成  京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 助教授 (00127169)
キーワード色 / 感覚 / 感情 / 異文化 / 計測 / 数値化 / 国際研究者交流 / 多国籍
研究概要

人間の色彩感覚の数量的解析,特に,基本的な色彩感覚を表現する感性語(カラーイメージ語)の収集とその言葉によって表現される印象や感情について,視感評価実験を通して比較・検討を行った.
1.感性語(カラーイメージ語)の選定
各実験国で価値観のともなわない基本的な感性語の対語12種を選定した.
2.色サンプルと色の測定
色空間全域にわたる218色を用意した.色の光学測定も同時に行った.
3.視感評価実験
標準光源下(D65)で視感評価を行った.被験者は各国50人程度.
昨年度からこれまでに,日本,香港,タイ,イギリス,スペインの結果が得られた.
4.データ解析
視感評価結果を比較し,各国での印象評価の差異などについて解析・考察した.
なお,研究の遂行にあたっては,異種文化圏間での色彩感覚の差異について検討するために,いくつかの言語を用い,その言語にネイティブな被験者によって視感評価実験を行う必要があることや,また,これまでに行っている研究の進行状況が各国の研究機関で異なるため,海外と日本の研究グループとの間で実験に対する共通認識を持つことを目的として,今年度はスペインと香港の海外共同研究者を招聘したり,逆に日本人の研究者がイギリス,香港,タイを訪問して研究遂行の共通認識を作った.それに基づき,海外と日本の研究グループでの視感評価実験は,すべて同じ色サンプルを用い,なるべく同じ条件下になるように研究を進めた.また,色彩感覚についての研究と並行して,カラーネーミング(色名)についても日本の研究グループ独自に行い.視感評価結果を解析した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Tetsuya Sato: "Numerical expression of colour emotion and its application"Proceedings of the AIC'01, Rochester USA. (in press).

  • [文献書誌] Karman Cheng: "Colours Planner for Designers to Select Colours based on Colour Emotions"Proceedings of the AIC'01, Rochester USA. (in press).

  • [文献書誌] Kazunari Morimoto: "Design and Evaluation of User Interface for Color Communication with Color Image Space Represented on CRT Screen"Proceedings of World Multiconference on Systemics, Cybernetics and Informatics, USA. (in press).

  • [文献書誌] Karman Cheng: "Comparison of Colour Emotions between Designers and General Customers"Proceedings of the 6th Asian Textile Conference. (CD-ROM)(not paginated). (2001)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi