研究課題/領域番号 |
12480031
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大高 泉 筑波大学, 教育学系, 教授 (70176907)
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研究分担者 |
藤田 剛志 千葉大学, 教育学部, 助教授 (90209057)
鶴岡 義彦 千葉大学, 教育学部, 教授 (80172063)
江口 勇治 筑波大学, 教育学系, 教授 (50151973)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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キーワード | 環境教育 / ドイツ / アメリカ / 生態学的展示 / 地域との連携 / 科学館 / ディープ・エコロジー |
研究概要 |
学校教育における環境教育と地域との連携にかかわるテーマを多面的に探った。研究は次の3つの柱(ドイツ関係、アメリカ関係、日本関係)からなり、それぞれの柱における具体的な研究を主要な点のみを上げれば以下のようになる。 1.ドイツ関係では、(1)R.Lob(1999),D.G.de Haan(1996)の著書・論文を翻訳し、ここ20年間におけるドイツの学校教育における環境教育の展開を詳細な統計を基に分析した。(2)ハンブルグ大学の植物園における環境教育、フランクフルトの「市民の森の家」における環境教育の実際をビデオに収録し、関係の資料を収集した。(3)日本とドイツの子どもにおける「栄養」概念理解の実態を探った。 2.アメリカ関係では、(1)環境教育プログラムProject Learning Treeの内容構成を分析した。(2)地域に基づく社会環境学習の一つとして紛争予防教育プログラムを分析した。(3)アメリカにおける科学館と学校の連携を文献資料に基づいて調査した。 3.日本関係では、(1)高校生物におけるディープ・エコロジー思想を導入した環境学習をおこなった。(2)「アクアマリンふくしま」を事例にした高校生物における水族館の活用を探った。(3)地域連携に基づく地球環境教育に関する教員研修の実践を調査した。(4)中学校洗濯理科における地域人材の活用実践を探った。(5)学校の環境教育に対する地域企業の貢献の実際を探った。地域との連携の多様性、地域の環境学習・教育資源の活用可能性はまだまだ未開拓であることが判明した。
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