研究課題
基盤研究(B)
研究目的の第一は、低下が憂慮されている理科の学力について、これまで国立教育政策研究所が国際教育到達度評価学会(IEA)と共同で実施した「国際理科教育調査」の結果を、理科の教育課程との関連で分析し、実証的なデータを提供することであり、研究目的の第二は、新学習指導要領施行前後の、中学校理科の教育課程の内容を「生徒の理解の困難な項目」と「教師の指導の困難な項目」という視点で分析することである。研究目的の第一では、「国際比較にみる我が国の理科の学力と好き嫌い等の状況」という研究報告にまとめ、研究目的の第二では、「前教育課程の理科の指導に関するアンケート調査結果」、「中学校理科における教育課程の在り方」、「現行の中学校理科教育課程の内容に関する分析結果」、「中学校理科教育課程の問題点と改善の方向に関する一考察」の四つの研究報告にまとめることができた。