研究課題/領域番号 |
12480043
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
田村 武志 大阪府立大学, 総合情報センター, 教授 (60291605)
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研究分担者 |
小島 篤博 大阪府立大学, 総合情報センター, 助手 (80291607)
傍島 邦穂 大阪府立大学, 総合情報センター, 助手 (50295739)
宮本 貴朗 大阪府立大学, 総合情報センター, 講師 (70291606)
久國 正吉 大阪府立大学, 総合情報センター, 研究員
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キーワード | 次世代遠隔教育 / 同期・非同期統合環境 / WBT / プロードバンドVSAT / 教育コンテンツ創生・蓄積・編集・配信・共有 / XML電子教科書 / IPネットワーク |
研究概要 |
本研究の目的は、次世代の高速インターネット時代を視野に入れ、キャンパス内の知的生産活動のプロセスを見直し、教育コンテンツの創生から配信、共有、フィードバックまでを統合的に行う同期・非同期統合型次世代教育ネットワークを構築することである。初年度にあたる本年度は、主に同期・非同期統合システムの機能調査、要素(技術)の検討および複数のマルチメディア教材の開発を行った。 1)同期・非同期統合環境構築のための調査および仕様検討 ・遠隔教育で既に多くの実績のあるオーストラリア・USQ(The University of Southern Queensland)のDEC(Distance Education Center)を訪問し,研究者と次世代遠隔教育システムに関する討議・意見交換を行った。 ・研究室に設置済みである研究用H.323ベースIPネットワーク上に教育用インタラクティブマルチキャストとWBT(非同期)を統合した講義環境を構築し、講義実験を行った。 2)映像蓄積システムの仕様検討およびモデル開発 ・教材コンテンツを蓄積するための映像蓄積システムの機能検討を行うとともに、編集機能の具備条件について検討した。 3)教材コンテンツ開発用オーサリングシステムによる教材開発 ・WBT教材として動画とPowerPointを同期させた「LANケーブルの加工」(20分)を開発した。また、本学・獣医学科の教員の協力を得て多数の「マルチメディア教材」を開発し、蓄積・検索する実験を行った。 4)仕様検討 ・上記1)から4)を実施するために、映像蓄積サーバ、教材コンテンツ編集用システム、教材コンテンツ開発用オーサリングソフト、WBTオーサリングソフト、XML エディタ、多地点ビデオ会議システムの仕様を検討し,導入・設置して開発実験を行った。 5)低コストブロードバンドVSATによる双方向型遠隔講義実験 ・産学連携により低コストのVSATを導入し、東京〔浅草〕と大阪〔府大〕間で双方向ブロードバンドの遠隔講義実験を行い成果を上げた。本実験では「LANの技術」と題して実際にLAN機器を操作しながら遠隔実習指導を行い成果を上げた。また本実験はプレス発表を行い大きな反響を呼んだ。
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