研究課題/領域番号 |
12480049
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
土屋 昌義 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60014750)
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研究分担者 |
山田 一美 京学芸大学, 教育学部, 助教授 (80210441)
金子 亨 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90233882)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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キーワード | 児童画 / 100年間 / 表現研究 / 尋常小学校 / 臨画 / 博労小学校 / 図画実践 / 自由画 |
研究概要 |
本研究は、富山県高岡市にある公立小学校に保存されていた100年問の児童の図画作品15000枚に、卒業年度毎の番号をつけ分類し、図録に納めたものである。 それらの作品は、博労小学校の児童が六年間の学校生活を終え卒業するころに、残す目的で描かれたものや、六年生の作品中いいものを残したと思われ、明治41年から現在までの分が集められている。 言い換えるとその収蔵は、博労小学校の伝統として100年間永々と引き継がれ、結果として、親・子・孫の作品がつながりを持つことになり、学校が地域の連帯感に一役買うという創設当時の願いにも結びついたこととなった。 さらに重要なことは、この収蔵は日本の教育の実像であるという点である。それは博労小学校に在籍した全ての児童の学習成果であり、指導者により抽出された作品群では無いという点に、特記される価値がある。 100年間の地域的・社会的・経済的・教育制度的変遷を経た教育成果の記録であり、児童の目や心を通した学校教育の生の歴史であることを考えると、非常に価値のある作品群である。
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