研究課題/領域番号 |
12480053
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
角屋 重樹 広島大学, 教育学部, 教授 (80136027)
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研究分担者 |
池野 範男 広島大学, 教育学部, 教授 (10151309)
吉田 裕久 広島大学, 教育学部, 教授 (80108373)
片上 宗二 広島大学, 教育学部, 教授 (60007755)
棚橋 健治 広島大学, 教育学部, 助教授 (40188355)
松浦 伸和 広島大学, 教育学部, 助教授 (30229413)
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キーワード | 知識 / 能力 / 態度 / 学力 / 学力構造 / 初等教育 / 中等教育 |
研究概要 |
12年度の目的は、初等、中等教育段階の国語、社会、算数・数学、英語の各教科の、制定時点から現在までの学力の構造を分析し、それらの学力構造の歴史的変遷を明らかにすることであった。このため、国内の初等、中等教育の各教科の学力構造に関する歴史的資料を組織的に収集した。まず、各教科の制定時点から現在までの時代区分を明らかにし、次に各教科のそれぞれの時代区分における学力要素とその構造を分析した。制定時点から第2次大戦までの時代区分を、国語、算数・数学、理科、英語を例に以下に示す。 (1)国語 初等教育;明治5年〜13年、14年〜18年、19年〜22年、23年〜32年、33年〜大正7年、8年〜14年、15年〜昭和15年、16年〜20年。中等教育;明治14年〜16年、17年〜23年、24年〜33年、34年〜大正7年、8年〜昭和5年、6年〜17年、18年〜21年。 (2)算数・数学 初等教育;明治5年〜18年、19年〜昭和15年、16年〜20年、中等教育;明治5年〜31年、32年〜昭和5年、6年〜20年 (3)理科 初等教育;明治5年〜18年、19年〜昭和15年、16年〜20年。中等教育;明治5年〜33年、34年〜昭和5年、6年〜昭和20年 (4)英語 中等教育;明治5年〜18年、19年〜44年、45年〜昭和5年、昭和6年〜20年 また、第二次大戦後は、学習指導要領の改訂で区分できるので各教科とも、小学校は昭和22年、26年、33年、43年、52年、平成元年、10年になる。これに対して、中学校は昭和22年、26年、33年、44年、52年、平成元年、平成10年になる。 上述の、各時期のそれぞれの教科の学力要素は知識、能力、態度の学力要素から構成されており、それぞれの学力要素は区分した時代によってその内容や重みが異なることが明らかになった。
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