研究分担者 |
中西 恒夫 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (70311785)
片山 徹郎 宮崎大学, 工学部, 助教授 (50283932)
最所 圭三 香川大学, 工学部, 教授 (50170486)
小板 隆浩 大阪産業大学, 工学部, 助手 (60319580)
岡村 耕二 九州大学, 情報基盤センター, 助教授 (70252830)
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研究概要 |
本研究の目的は,高度道路交通システムにおける効率的なマルチメディア情報通信方式を確立することにある. 初年度である今年度は,具体的には,以下の研究を行った. 1)移動経路情報を利用した路車間通信方式の研究 基地局から車にマルチメディアデータを送信するための効率的な通信方式の研究を行った.具体的には,車は予めその移動経路が予測できることに着眼して,移動先の基地局に予めマルチメディアデータを送信しておく通信方式を提案し,その有効性をシミュレーションにより示した. 2)階層型データ構造に基づく効率的なデータ配信方式の研究 マルチメディアデータは,多くの人が欲する共通データと,個人によって欲するデータが異なる個別データに分かれることがある.このように,データは,共通データと個別データなど,階層構造になっていることが多い.そこで,この階層構造に着眼して,共通データをブロードキャスト,個別データをオンデマンド方式で配信する効率的な通信方式を提案し,検討を加えた. 3)情報発信通信基盤システムソフトウェアの研究 車に搭載されている情報機器を含めて,移動計算機から積極的にサービス提供を行うための枠組みを与える基盤通信ソフトウェアの研究を行った.本年度は,設計を行った.
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