研究分担者 |
金田 重郎 同志社大学, 総合政策科学研究科, 教授 (90298703)
八村 広三郎 立命館大学, 理工学部, 教授 (70124229)
美濃 導彦 京都大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (70166099)
藤本 憲一 武庫川女子大学, 生活環境学部, 助教授 (00248121)
奥野 卓司 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90160811)
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研究概要 |
本研究は,情報の意味的処理や質的検討を行なった. 1.インタビューや対談の映像における非言語情報解析として,顔要素の抽出と各要素の外形変化パターンを捉える実験をすすめた.複数要素の変化の関係から,心理状態の変化を推定している.統制的実験環境条件の緩和,および音声情報との連係が今後の課題である. 2.前項の心理状態解析が短時間の変化を捉えているのに対し,より長時間の非日常的空間体験による状態変化についても研究を行った.現状では状態の認識と変化の動機について推察の域を出ないので,人間工学的アプローチとの結合が今後の課題である. 3.用語辞書を用いた流行予測に関する研究も継続している.会話文の単語間距離解析による特徴語彙の選択的収集に関する実験事例を集積中である. 4.質的情報の構造化に関する研究においては,質的情報が指し示す属性の型体系化を試みた.規定属性と従属属性に大分類した後,後者について,反意対応のある擬似物理的属性,反意対応のある感性的属性,絶対値評価の属性を認識し,今後その組合せの効果を検討する.
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