研究分担者 |
西郡 仁朗 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (20228175)
原田 康成 早稲田大学, 法学部, 教授 (80189711)
中川 正樹 東京農工大学, 工学部, 教授 (10126295)
辰巳 丈夫 神戸大学, 発達科学部, 講師 (70257195)
佐野 洋 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (30282776)
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研究概要 |
本研究では,いつでもどこでも利用できる多言語の語学学習環境の開発を目指した基礎研究として,コンピュータ・ソフトウェアを援用する語学学習の方法論の調査と研究,学習アプリケーションへのモバイル技術への適用の可能性の検討,学習コンテンツの多言語教育への拡張,メディアの拡充のための教材の収集と記録方式の調査,外国語教育ノウハウのデータベース化と教育内容のモジュール化(学習内容の構造化)のための基礎課題の検討,学習教材の自動生成・自動変換に関する研究を行った. 本研究では,(1)コンピュータ・ソフトウェアを援用する語学学習の方法論の調査と研究を実施した.(2)学習コンテンツの多言語教育への拡張,メディアの拡充のための教材の収集と記録方式の調査を実施した.(3)外国語教育ノウハウのデータベース化と教育内容のモジュール化(学習内容の構造化)のための基礎課題の検討を行った. (1)学習教材の可用性向上の研究:・アプリケーションソフトウェアとコンテンツの分離の可能性について検討する.学習コンテンツは,外国語学習内容と学習ガイダンスのモジュール化を試みた.・コンテンツについては,多言語であることを考慮し,1つの学習項目について,複数の言語での解説やガイダンスが可能かどうか,学習対象言語と学習対象者の母語の関係などを中心にを検討した.・技術上の課題として,同一コンテンツ内での複数フォント情報の扱いとインターネット技術の関連について調査し,Java言語とRDBを使ったパイロットシステムを構築した. (2)コンテンツの充実のための研究:・語学系の大学,語学系の学部において作成された語学教材の収集を実施した.海外も含めたインターネットサイトの収集を実施し,文字コードの問題を含めデータベース化の検討を行った.教材内容の修正更新などデータ運用と管理の諸問題を検討した. (3)コンテンツの効率運用のための研究:・各語学教材について前提とする学習レベルと学習対象者についての実施調査を行い,外国語教育ノウハウと教育内容のモジュール化(学習内容とガイドの分離)について検討した.・教材開発者へのインタービューなどを通じて,語学教材コンテンツが分散開発されていることの問題点の調査と,コンテンツを集中して管理したりアプリケーションソフトウェアへ適用する際の運用上の課題について検討した. 商用の語学教材およびソフトウェアは,英語学習に偏っているため,アジア言語,とくに西南アジア諸語については教材もソフトウェアも貧弱である.本研究では,東南アジア諸語の語学教育素材について収集を実施した.基礎データの提供が実現した.
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