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2001 年度 実績報告書

JVSマウスを用いたミトコンドリア数の増生に係わる新規蛋白質因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 12480191
研究機関徳島大学

研究代表者

樋口 富彦  徳島大学, 薬学部, 教授 (50035557)

研究分担者 桑島 正道  徳島大学, 医学部, 助教授 (00205262)
柴田 洋文  徳島大学, 薬学部, 助手 (00093865)
新垣 尚捷  徳島大学, 薬学部, 助教授 (60151148)
キーワードミトコンドリア / バイオジェネシス / 蛍光蛋白質 / HeLa / 細胞 / ディファレンシャル / ディスプレイ / JVS
研究概要

本研究では,ミトコンドリア数が劇的に増加増殖(増生)している全身性カルニチン欠乏マウスであるJVSマウス(juvenile visceral steatosis mouse)の心筋細胞に着目し,ミトコンドリアの増生に係わる分裂と融合に関わる蛋白質複合体を解明することを研究目的として,以下の研究成果を得た.
1.Differential Display法によるミトコンドリアが劇的に増生しているJVSマウスの心臓からのミトコンドリアのバイオジェネシスに関わる遺伝子の単離
JVSマウスの心筋細胞で発現しているmRNAと正常マウスでのmRNAとの差をDifferential Display法を用いて調べたところ,JVSマウスの心筋細胞で特異的に発現している697,480,351,663,442,630bpsの6種の未知遺伝子(部分的なcDNA)を発見した.これらの塩基配列について,Genomnetの最新のデータベースでサーチしたが,同一のものは見出されず,新規の遺伝子断片であることが判明した.
2.Thymidine double block法によるHeLa細胞の細胞周期の同調培養とミトコンドリアの形態変化の観察
ミトコンドリア移行シグナルを付加した蛍光蛋白ベクターpDsRed-Mit oを50〜70%の高効率で各種動物細胞にトランスフェクションさせる実験条件を確立させ,ついでThymidine double block法によるHeLa細胞の細胞周期の同調培養に成功,細胞周期によりミトコンドリアの形態がどのように変化しているかについて,FACSとタイムラプスデコンボルーションCCD蛍光顕微鏡を用い,世界に先駆けて観察に成功した.

  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] Matsuhisa, M.: "Benzoylphloroglucinol Derivatives from Hypericum scabrum"J. Nat. Prod.. (in press). (2002)

  • [文献書誌] Tada, Y.: "Coumarines and γ-Pyrone Derivatives from Prangos pabularia : Antibacaterial Activity and Inhibition of Cytokine Release"Phytochem.. (in press). (2002)

  • [文献書誌] Arakaki, N.: "Stoichiometry of Subunit e in Rat Liver Mitochondrial H^+-ATP Synthase and Membrane Topology of Its Putative Ca^<2+>-dependent Regulatory Region"Biochim. Biophys. Acta. 1504. 220-228 (2001)

  • [文献書誌] Tamemoto K.: "Sesquiterpenoids from the Fruits of Ferula kuhistancica and Anti-bacterial Activity of the Constituents of F. kuhistanica"Phytochem.. 58. 763-767 (2001)

  • [文献書誌] Shibata, A.: "Effects of Monovalent and Divalent Ions"Studies in Surface Science and Catalysis. 132. 635-637 (2001)

  • [文献書誌] Shibata, A.: "Alkane Derivative-bacteriorhodopsin Interaction : Proton Transport and Protein Structure"Colloids and Surfaces B. 22. 31-38 (2001)

  • [文献書誌] Kawazoe K.: "Phenylnaphthalene Compounds from the subterranean Part of Vitex rotundifolia and Their Antibacterial Activity Against Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus"J. Nat. Prod.. 64. 588-591 (2001)

  • [文献書誌] 樋口富彦: "新ミトコンドリア学(内海耕慥、井上正康監修)"共立出版株式会社. 434 (2001)

  • [文献書誌] 新垣尚捷: "分子細胞生物学基礎実験法 改定第2版(堀尾武一・監修) (角野冨三郎, 西川克三, 樋口富彦, 松尾雄志, 宮崎香, 細井和雄, 新垣尚捷 編)"株式会社南江堂(印刷中).

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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