研究課題/領域番号 |
12490010
|
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
斉藤 照子 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (70162211)
|
研究分担者 |
今井 昭夫 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20203284)
小川 英文 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20214025)
小泉 順子 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70234672)
小笠原 欣幸 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20233398)
沢田 ゆかり 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (50313268)
|
キーワード | グローバル化 / ナショナリズム / 市場経済化 / 多文化主義 / 地域主義 / アイデンティティー / エスニシティー / 人口移動 |
研究概要 |
今年度の研究活動は、3つの柱をたてて行なった。第一は、旧科研の継続事業で、旧科研究の報告書を加筆修正して英語化し、英文研究書として出版する準備をすすめることである。2001年2月までには英文原稿8本がそろい、その原稿をもって、2月末に研究代表者である斎藤がシンガポール国立大学東南アジア研究センターに赴き、出版の可能性を打診した。幸い、研究センター側の感触はよく、4月以降、英文原稿がレフリーにかけられ、それに通れば出版される運びとなった。第二は、東アジア・東南アジア地域のグローバル化をめぐる雑誌文献目録の作成である。本年度は本科研の初年度ということで、文献目録作成の準備作業に終始したが、調査対象雑誌(主に英文雑誌)の選定、キーワードの選択、目録の書式の決定などを行なった。これらの準備作業はほぼ完了したので、次年度からは本格的な目録作成作業に着手できるものと思われる。第三は、研究会やセミナーの実施である。今年度は3名が外国調査にでかけたが、帰国後、調査報告というかたちで研究会を催した。澤田ゆかりは、中国における社会保障改革にみられるグローバル経済のインパクトの現地調査を行なった。今井昭夫は、ベトナムにおけるグローバル化と文化政策の変化について調査を行なった。小笠原欣幸は、台湾における台湾アイデンティティーと「一つの中国」論について研究をすすめた。また、本科研のメンバーであるオーストラリア国立大学のガバン・マコーマック教授が2001年2月に来日し、セミナーを開催した。セミナーのテーマは「中国水資源開発の動向とその環境影響」である。来年度も本年度に引き続き、科研メンバーを中心に研究会とセミナーを開催していく予定である。
|