研究概要 |
低エネルギーからイオンを加速できるAPF-IH構造を用いて,東京工業大学服部研保有のIH型線形加速器を,粒子の軌道シミュレーションを行ない,陽子を加速する医療用放射性同位元素生成用テスト加速器に改造した。改造後東工大保有のRF測定器及び購入した高周波増幅器等を用いてローパワー試験を完了した。陽子加速テスト装置を組立、加速テストの準備中である。 一方重陽子以上のイオンを加速するAPF-IH型加速器の粒子シミュレーションとAPF-IH構造の設計を行い、服部が2000年夏にルーマニアIFIN研に出張して研究打合せを行った。ルーマニア側では高周波系設計、真空系の設計を行い、その準備状況からその実用機の製作または改造は2001年度に行うことに決定した。
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