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2002 年度 実績報告書

グローバル・プロジェクトの比較研究-グローバル資本の政治経済とグローバル文化-

研究課題

研究課題/領域番号 12490014
研究機関一橋大学

研究代表者

伊豫谷 登士翁  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (70126267)

研究分担者 吉見 俊哉  東京大学, 社会情報研究所, 教授 (40201040)
姜 尚中  東京大学, 社会情報研究所, 教授 (10204794)
山之内 靖  フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (60014429)
成田 龍一  日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (60189214)
坂元 ひろ子  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30205778)
キーワードグローバリゼーション / 多国籍企業 / メディア / 総力戦体制 / 越境空間 / ポストコロニアル / 移民 / 多文化主義
研究概要

本研究プロジェクトの目的は、グローバルな越境空間を作り出す装置や機構を、グローバリゼーションのポリテイカル・エコノミー研究とグローバル・メディアや文化に関わる研究との接点を明らかにすることにあった。各年度に開催したワークショップなどを通して、「グローバリゼーション・スタディーズ」を立ち上げるとともに、内外研究者との交流を拡大し、さまざまなチャネルのネットワークを作ってきた。最終年度にあたり、オーストラリアでは、オーストラリア国立大学において、国境を越える移民の家族形成、在日文学の新動向とポストコロニアル研究、シティズンシップ論争などを焦点としたワークショップを開催した。また、「グローバリゼーション時代における地域研究としてのアジア」をテーマとして、アメリカ・オーストラリアから研究者を招聘したワークショツプを開いた。さらに、プロジェクト参加者との打ち合わせを兼ねて、海外研究者(Victor Koschmann, Gregory Kasza, Yunte Huang)を招いた研究会を開いた。
プロジェクトの研究の成果は、「グローバリゼーション・スタディーズ」として公刊することになり、すでに第1巻として、山之内靖・酒井直樹編『総力戦体制からグローバリゼーションヘ』(平凡社、2003)を出版した。同シリーズは、引き続き、伊豫谷登士翁・姜尚中編『グローバリゼーションの政治経済』(仮題)、吉見俊哉・テッサ・モーリス・スズキ編『グローバルカルチャーの生産と消費』(仮題)として出版することになっている。

  • 研究成果

    (47件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (47件)

  • [文献書誌] 伊豫谷 登士翁: "グローバリゼーションの時代とは何か"歴史学研究. 768. 2-10 (2002)

  • [文献書誌] 伊豫谷 登士翁: "経済のグローバリゼーションとジェンダー"伊豫谷編『経済のグローバリゼーションとジェンダー』. 15-39 (2001)

  • [文献書誌] 伊豫谷 登士翁: "今、日本でシチズンシップを問うこと"NIRA編『多文化社会の選択』. 55-67 (2001)

  • [文献書誌] 坂元ひろ子: "恋愛神聖と民族改良の「科学」:五四新文化ディスコースとしての優生思想"思想. 思想(894号). 4-34 (1998)

  • [文献書誌] 坂元ひろ子: "中国現代文化論とポストコロニアリズム言説"複数文化研究会編『<複数文化>のためにポストコロニアリズムとクレオール性の現在』. 77-91 (1998)

  • [文献書誌] 坂元ひろ子: "中国の社会文化とジェンダー 序説"中国:社会と文化. 13号. 2-10 (1998)

  • [文献書誌] 坂元ひろ子: "足のディスコース:纏足・天足・国恥"思想. 907号. 145-161 (2000)

  • [文献書誌] 吉見俊哉: "グローバル化と脱-配置される空間"思想. 2002年1月. 45-70 (2002)

  • [文献書誌] 吉見俊哉: "「アメリカ」を欲望/忘却する戦後"現代思想. 2001年7月. 44-63 (2001)

  • [文献書誌] 山之内靖: "グローバリゼーションの社会科学"国際交流研究. 4. 3-34 (2002)

  • [文献書誌] 山之内靖: "総力戦体制からグローバリゼーションへ"山之内・酒井編『総力戦体制からグローバリゼーションへ』. 29-78 (2003)

  • [文献書誌] 大内裕和: "戦後教育学再考-戦時/戦後の区分を超えて"近代社会フォーラム. 2000年9月. 1-34 (2000)

  • [文献書誌] 大内裕和: "象徴資本としての個性"現代思想. 2001年1号. 86-101 (2001)

  • [文献書誌] 大内裕和: "教育を取り戻すために"現代思想. 2002年4月. 92-99 (2002)

  • [文献書誌] 遠藤誠治: "ポスト・ウェストファリアの世界秩序へのアプローチ-グローバリゼーションと近代の政治秩序構想の再検討"遠藤ほか編『グローバル・ポリティクス-世界の再構造と新しい政治学』. 27-48 (2000)

  • [文献書誌] 遠藤誠治: "グローバリゼーションの政治学的分析に向けて-国際政治と比較政治の交錯を可能にする政治学"国際政治. 128. 30-46 (2001)

  • [文献書誌] Seiji Endou: "The Japanese State : Surviving Neoliberal Political Economy"Huang ed., The Political and Economic Transition in East Asia : Strong Market, Weakening State. Cruzon. 112-135 (2001)

  • [文献書誌] 遠藤誠治: "「危機の20年」から国際秩序の再建へ"思想. 945. 46-70 (2003)

  • [文献書誌] 成田龍一: "時間の近代-国民=国家の時間"成田他編『近代日本の文化史3』. 1-51 (2002)

  • [文献書誌] 成田龍一: "歴史意識の80年代と90年代"歴史学研究会編『歴史学における方法論的展開』. 284-294 (2002)

  • [文献書誌] 成田龍一: "歴史叙述のなかの歴史意識"歴史学研究会編『歴史学における方法論的展開』. 309-324 (2002)

  • [文献書誌] 本橋哲也: "インディアン/インド/インディーズ:『夏の夜の夢』と『ブル島四部作』における異種混淆の政治学"竹谷他編『英語圏文学-国家・文化・記憶をめぐるフォーラム』. 293-309 (2002)

  • [文献書誌] Kouichi Iwabuchi: "Becoming Culturally Proximate : A Sent of Japanese Idol Dramas in Taiwan"B. Moeran (ed.) Asian Media World. Cruzon. 54-74 (2001)

  • [文献書誌] Kouichi Iwabuchi: "From Western Gaze to Global Gaze : Japanese Cultural Presence in Asia"F. Crane (eds.) Global Culture : Media, Arts, Policy and Globalization. Routledge. 256-273 (2002)

  • [文献書誌] 葛西弘隆: "思想史の語りとイデオロギーの問題-J.V.コシュマン「水戸イデオロギー」を読む"歴史学研究. 2000年2月. 51-56 (2000)

  • [文献書誌] 葛西弘隆: "通行手形と「分身」"岩波講座『近代日本の文化史1 近代世界の形成』. 月報5. 4-6 (2002)

  • [文献書誌] 安丸良夫: "即位儀礼:王の誕生と国家"網野他編 岩波講座天皇と王権を考える『王権と儀礼』. 17-40 (2002)

  • [文献書誌] 鵜飼哲: "ある情動の未来-<恥>の歴史性をめぐって"トレイシーズ. 1. 38-70 (2000)

  • [文献書誌] 酒井直樹: "多民族国家における国民的主体の制作と少数者の統合"岩波講座近代日本の文化史7 総力戦下の知と制度. 1-60 (2002)

  • [文献書誌] 岩崎稔: "戦争の修辞、世界史の強迫"岩波講座近代日本の文化史7『総力戦下の知と制度』. 111-138 (2002)

  • [文献書誌] ビクター・コシュマン: "テクノロジーの支配/支配のテクノロジー"岩波講座近代日本の文化史7『総力戦下の知と制度』. 139-172 (2002)

  • [文献書誌] 岩崎稔: "歴史学にとっての記憶と忘却の問題系"歴史学研究会編『歴史学における方法論的展開』. 263-283 (2002)

  • [文献書誌] 伊豫谷 登士翁: "グローバリーゼーションと移民"有信堂. 256 (2001)

  • [文献書誌] 伊豫谷 登士翁: "グローバリーゼーションとは何か"平凡社. 204 (2002)

  • [文献書誌] 山之内 靖, 酒井直樹: "総力戦体制からグローバリーゼーションへ"平凡社. 326 (2003)

  • [文献書誌] 吉見俊哉: "カルチュラル・スタディーズ"岩波書店. 132 (2000)

  • [文献書誌] 姜尚中: "マックス・ウェーバーと近代"岩波書店. 305 (2003)

  • [文献書誌] 姜尚中: "暮らしから考える政治:女性・戦争・食"岩波書店. 54 (2002)

  • [文献書誌] 姜尚中: "東北アジア共同の家をめざして"平凡社. 231 (2001)

  • [文献書誌] 山之内靖: "戦後の社会科学とウェーバー体験"筑摩書房. 324 (1999)

  • [文献書誌] 成田龍一: "<歴史>はいかに語られるか"日本放送協会. 278 (2001)

  • [文献書誌] 成田龍一: "歴史学のスタイル"校倉書房. 410 (2001)

  • [文献書誌] 本橋哲也: "カルチュラル・スタティーズの招待"大修館書店. 243 (2002)

  • [文献書誌] 岩淵功一: "トランスナショナル・ジャパン/アジアつなぐポピュラー文化"岩波書店. 360 (2001)

  • [文献書誌] Kouichi Iwabuchi: "Recentering Globalization : Popular Culture and Japanese Transnationalism"Duke University Press. 420 (2002)

  • [文献書誌] 町村敬志(西澤晃彦と共著): "都市の社会学"有斐閣. 366 (2000)

  • [文献書誌] 亀井秀雄: "明治文学史"岩波書店. 254 (2000)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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