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2000 年度 実績報告書

分子複合体のX線解析による低分子量G蛋白質Rhoの構造生物学

研究課題

研究課題/領域番号 12490024
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

箱嶋 敏雄  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (00164773)

研究分担者 岡田 健吾  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (60304169)
清水 敏之  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (30273858)
キーワードRho / ICAM-2 / PIP2 / 細胞骨格 / 細胞接着
研究概要

RadixinはERMファミリーに属する細胞膜とアクチン細胞骨格を繋ぐリンカー蛋白質である。興味深いことに、細胞内シグナル伝達としては、低分子量G蛋白質Rhoの下流と上流の両方に位置しているとされている。radixinは複数の分子(PIP2、細胞接着分子、RhoGDI、アクチン、Db1)と相互作用するFERMドメイン(〜300残基)をN-末端にもつ。これらの分子認識を通して達成される機能制御メカニズムの解明を目指して、幾つかの複合体の結晶の構造解析を行っているが、既に、遊離型とIP3複合体の構造を決定して、PIP2の認識、膜への会合、ならびにunmaskingの機構を解明した。また、Mg^<2+>-freeのGDPに結合したRhoAの結晶構造を決定して、このSwitch I領域が、GDP-Mg^<2+>結合型のものと全く異なり、大きく開いていることを見いだした。Mg^<2+>の結合や脱離がSwitch Iの閉じた構造の維持やGDP交換反応において重要であり、このことはMg^<2+>結合部位とGEFやGDIとの相互作用の結果とも整合性があることを示した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] K.Hamada: "Structural basis of the membrane-targeting"EMBO J.. 19(17). 4449-4462 (2000)

  • [文献書誌] Y.Fujii: "Structural basis for the DNA recognition"Nature Struct.Biol.. 7(10). 889-893 (2000)

  • [文献書誌] T.Shimizu: "An open conformation of switich I"J.Biol.Chem.. 275(24). 18311-18317 (2000)

  • [文献書誌] K.Hamada: "Crgstallographic characterization of the"Acta Crystallogr.D. 56. 922-923 (2000)

  • [文献書誌] K.Ihara: "Crgstallization and preliminary"Acta Crgstallogr.D. 56. 1042-1044 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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