研究分担者 |
坂本 瑞樹 九州大学, 応用力学研究所, 助教授 (30235189)
花田 和明 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (30222219)
中村 一男 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (30117189)
長谷川 真 九州大学, 応用力学研究所, 助手 (00325482)
上瀧 恵理子 九州大学, 応用力学研究所, 助教授 (40211297)
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研究概要 |
本研究の目的は超伝導トカマク装置であるTRIAM-1Mを用いて逆シアー配位の生成、維持、高性能化に関する総合的な研究を行うことである。次の項日に関しての研究が目的である。 1.複合スペクトルを持つ高周波による電流駆動効率の向上とその物理の解明 2.複合スペクトルの組み合わせによる逆ンアー配位の生成とその物理の解明 3.逆シアー配位の電流拡散時間をはるかに越える時間スケールでの制御法の開発と維持の確認 4.逆シアー配位とプラズマ閉じ込めの関連とリサイクリング時間にわたる高性能状態の維持 12年度-14年度の研究成果は以下の通りである。 1.双方向に進行する低域混成波を用いて駆動電流が減少することを世界で初めて示せた。(この結果は論文1,2,3にまとめられている) 2.複合スペクトルの重畳により駆動効率と閉じ込め時間の両者が同時に向上する現象を観測した。(この結果は論文1,2,4、12にまとめられている) 3.長時間放電において密度の制御性を欠落が駆動電流の急激な減少を誘起する事を観測した。(この結果は論文5,10にまとめられている) 4.単純トーラスプラズマにおいてECCD効果でない電流駆動機構の存在を実験的に見いだした。(この成果は2001年2月に行われた日米ワークショップにて発表された)(論文11) 5.閾バワー近傍で改善モードヘの遷移現象の頻度を調べることに成功した。(論文6-9) 6.ECHはイオン温度の減少を招く場合があり直接的に電流駆動効率改善モードのトリガーになっていないこと。(論文13) 7.ECH入射により電流が増すが増分のECHパワー依存性は見られない。(論文13)
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