| 研究課題/領域番号 |
12490027
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| 研究機関 | 大阪市立大学 |
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研究代表者 |
永田 好克 大阪市立大学, 学術情報総合センター, 講師 (70208023)
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| 研究分担者 |
福井 捷朗 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (10027584)
新田 栄治 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (00117532)
河野 泰之 京都大学, 東南アジア研究センター, 助教授 (80183804)
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| キーワード | 国際研究者交流 / タイ / 時空間情報システム / 農村居住史 / 農村生業史 / EcoNETVIS / タイ国東北部 / 社会考古学 |
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| 研究概要 |
今年度の主な活動は、(1)居住史データベースの整備(2)現地調査(3)時空間情報システムEcoNETVISの改良(4)時空間情報システムEcoNETVISの公開、である。
居住史データベースの整備では、継続的な作業として海外共同研究者所蔵資料などから地形図約40枚、航空写真約400枚のデジタル画像化を行った。また、Walailak Songsiri氏を4週間招聘し、昨年度に引き続き居住遺構に関する記述整理を継続し、記述は約1,000地点に及んだ。1950年代の航空写真の正確な位置決めは当初容易ではなかったが、インデックス地図を入手できたことで飛躍的に容易になった。
現地調査では、東北タイ南部のクメール遺跡に関する調査や、井堰灌概遺構に関する調査などを継続した。
EcoNETVISの改良では、居住史データベースの整備充実を受けWebページで閲覧する仕組みを以下のような点で大幅に強化した。閲覧する記述地点がデジタル画像図面(地形図、航空写真)中で必ず中心部に位置するようにした、航空写真画像の方位を概ね北向きに揃えた、代表的なキーワードによるインデックスを付加した、等である。
EcoNETVISの公開では、研究成果の還元と今後の継続的な共同研究活動に資することを目的に、2003年2月にタイ国バンコクで一般市民も多数参加するセミナーを開催しWebページ(http://pladaek.media.osaka-cu.ac.jp/econetvis/)を紹介した。タイ国ではこれまでにない形の学術情報の公開として大きな反響があった。
本研究課題では最終的な目的として農村社会動態の分析を謳っているが、その前段階の時空間情報システムの整備充実に力を注いだため、充分に着手できていない。今後も時空間情報システムEcoNETVISの充実を継続的に計りながら取り組んでいきたい。
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