研究課題/領域番号 |
12490028
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
和田 充夫 慶應義塾大学, 大学院・経営管理研究科, 教授 (00119041)
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研究分担者 |
山根 節 慶應義塾, 大学院・大学院・経営管理研究科, 教授 (90265934)
美山 良夫 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (70147130)
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キーワード | アート・マネジメント / ビジネス・スクール / アート・カリキュラム / 文化政策 / 著作権 / ケースメソッド / アート・センター / アート消費者 |
研究概要 |
研究実績の概要 研究第2年目となる本研究プロジェクトでは、初年度に引き続きアート・マネジメントにおける供給サイドの研究と需要サイドの研究に従事した。前者については、本研究プロジェクト担当者を中心に第2回目の慶應義塾大学アート・マネジメント・エキスパート・セミナーを2001年9月より2002年1月までの9回にわたって開催し、20数名のアート関連業務従事者の参加を得た。セミナーは前回同様慶應義塾大学ビジネス・スクールで蓄積されたケース・メソッド教育法を採用、本年は特に小数グループに分かれてのグループ・プレゼンテーション分析に重点を置き、受講生もパワーポイントを駆使したヒジネス・プラニング・プレゼンテーションの方法を修得、多大な成果を得た。 供給サイドの実績としては、前年の5つの開発ケースのうちの3つを改訂し、より質の良いものとした。また、ハーバード・ビジネス・スクール所蔵のケース2点を翻訳し授業に採用した。さらに、静岡県修善寺所在の能舞台を持つ浅羽旅館を取材し、報告書資料としてまとめた。さらに、「すみだトリフォニーホール」という昨年作成したケースについては引き続き取材を継続、2002年2月には、ケース作成の一環として、トリフォニーホール来館者調査および墨田区・千葉市等の地域での郵送質問票調査を実施した。 本年度作成の「すみだトリフォニー・ホール(B)」ケースは、従って、需要サイドの研究として行った2つの大規模な需要調査のデータ集計と分析に基づいて作成されたものであり、需要・供給両サイドにまたがる研究実績となるものである。
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