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2000 年度 実績報告書

日中律令制の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 12490033
研究機関皇学館大学

研究代表者

大庭 脩  皇学館大学, 学長 (50067451)

研究分担者 清水 潔  皇学館大学, 文学部, 教授 (10087736)
荊木 美行  皇学館大学, 史料編纂所, 助教授 (60213203)
岡田 登  皇学館大学, 史料編纂所, 教授 (10121518)
岡野 友彦  皇学館大学, 文学部, 助教授 (40278411)
田浦 雅徳  皇学館大学, 文学部, 助教授 (20298649)
キーワード日中交流 / 法典編纂 / 唐律令 / 令集解 / 漢籍 / 明律 / 清律 / 明治刑法
研究概要

1、『令集解』ほかに引用される中国書(漢籍名や引用文)のデーターベースを作成した(未完)。
2、国立国会図書館・国立公文書館・東大史料編纂所・宮内庁書陵部・蓬左文庫などの調査を行い、『大明律』ほかの紙焼き写真を入手し、分析研究を進めた。特に、これらの調査で蓬左文庫の明律が、朝鮮版であることが明らかとなり、今後その原本が何であるかを調べる必要が発生した。
3、平成12年10月20日から26日まで、中国側研究者5名を招聘し、また平成13年3月22日から27日まで日本側研究者4名を派遣し、両地でそれぞれシンポジウム「法律制度よりみた日中の交流」を開催した(10月20日・25日於皇學館大学、3月25日於中国政法大学)。なお個別報告は、以下の通り。
(1)南玉泉「秦代における国有地とその管理」、(2)徐世紅「江陵鳳凰山10号漢墓出土の木簡-漢代の契約に関する新史料-」、(3)鄭顕文「僧尼令集解からみた唐代の道僧格」、(4)楊育棠「『明志』刑法志の訂正」、(5)沈厚鐸「沈家本と日本法及び法学者」<於皇學館大学>
(1)荊木美行「日本における律令研究の現段階」、(2)岡野友彦「日本中世における壁書について」、(3)大庭脩「江戸時代に輸入された明清の法書」、(4)田浦雅徳「明治初期刑法における清律の影響について」<於中国政法大学>
特に田浦報告では、明治刑法への中国法の影響が、熊本藩の研究した清律によることが明らかとなった。なお、科研費の採用が10月であったため充分な成果とはいえないが、来年度以降に所期の成果を挙げたい。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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