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2000 年度 実績報告書

生涯学習時代における博物館教育・教育員養成および歴史展示に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12490037
研究機関国立歴史民俗博物館

研究代表者

佐原 真  国立歴史民俗博物館, 館長 (20000466)

研究分担者 安達 文夫  国立歴史民俗博物館, 情報資料研究部, 教授 (30321540)
篠原 徹  国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 教授 (80068915)
高橋 敏  国立歴史民俗博物館, 歴史研究部, 部長 (80163260)
久留島 浩  国立歴史民俗博物館, 歴史研究部, 助教授 (30161772)
小野 正敏  国立歴史民俗博物館, 考古研究部, 助教授 (00185646)
キーワード博物館教育 / エデユケーター教育 / 観客調査・研究 / 展示方法 / 戦争展示 / 展示学 / 国民教育 / 海外の博物館との研究交流
研究概要

1、今年度の海外博物館調査は、韓国・オランダ・ドイツを対象とし、以下のような成果を得た。
(1)韓国では、国立民俗博物館・国立中央博物館・独立記念館・戦争記念館などを調査し、(1)韓国の民俗展示が現在の国民教育のうえで持つ意味、(2)戦争展示・歴史展示の特色と問題点を詳しく知ることができた。また、教員向けのプログラムに力を入れ始め、博物館教育を重視し始めていることが確認できた。
(2)オランダでは、ライデン国立民族学博物館・ナチュラリス・ムゼイオン・ロッテルダム市立海事博物館・ユダヤ歴史博物館などを調査し、(1)多民族混在という現状にそくした多文化主義的事業展開(Inter-cultural Museum Program)に特徴があること、(2)その一方で、「もともとオランダにいたオランダ人」への「国民」教育にも重点が置かれていること、などがわかった。
(3)ドイツでは、マールブルグ大学文化史博物館・葬送文化博物館・墓地博物館などを調査し、葬送儀礼の展示方法や博物館教育のあり方について、日本との比較を行うことができた。
2、教育プログラムの考案・実施の面では、(1)教育員(Educator)実習のためのプログラム(2)学校教員のための教育プログラムを考案・実施し、(3)教員への観客調査も行った。(4)教育プログラム・観客調査などアメリカの先進的方法・理念を使った沖縄県博の「弁当からミックスプレートへ」展を調査・研究した。
3、歴博で3回研究会を行い、6月は「博物館教育の調査-イギリスの事例から-」をもとに海外博物館調査のポイントを議論し、11月は教育員実習(養成プログラム)の意義と問題点、3月は、韓国・オランダの博物館の特色について議論した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小島道裕: "イギリスの博物館で-博物館教育の現場から-"財団法人歴史民俗博物館振興会. 85 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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