研究課題/領域番号 |
12551005
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
杉藤 重信 椙山女学園大学, 人間関係学部, 教授 (70206415)
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研究分担者 |
窪田 幸子 広島大学, 総合科学部, 助教授 (80268507)
田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (00188335)
久保 正敏 国立民族学博物館, 民族学研究開発部, 教授 (20026355)
中島 豊四郎 椙山女学園大学, 文化情報学部, 助教授 (90247601)
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キーワード | 親族データベース / 家系図 / 親族研究 / フィールド・ワーク・ツール / クロス・プラットフォーム / コンピュータ・グラフィクス / Java言語 |
研究概要 |
1.最終年度の本年度、Java言語による家系図データベースおよび同描画ソフト「アライアンス(Alliance)」は所期の目的に到達した(ソフトウェアの購入:消耗品費)。おもな改良点は、(1)個人データベースで性別不明者を扱う。(2)血縁関係と擬制的関係を示し、家系図の選択表示。(3)表形式入力とcsv形式出力を実装。(4)各種統計情報出力及び特定の二者関係を家系図上で図示。(5)プラットフォームごとのインストール時の不具合調整。(6)「ヘルプ」の日英両言語で実装。 2.成果として、ウェッブを用いてダウンロード・サイト(http://study.sugiyama-u.ac.jp/alliance/jsp/)を立ち上げた。また、学会等で2回発表をおこなった。日本民族学会第36回研究大会(平成14年6月2-3日、金沢大学)、および、「Genealogy Workshop」(平成14年10月4-5日、アボリジニ研究所、オーストラリア・キャンベラ)である。それぞれ、杉藤と窪田が発表をおこなった(国内旅費及び外国旅費)。特に、後者は、オーストラリア・アボリジニ研究者との間で家系図について情報交換をおこない、有益であった。その成果として、あらたに系譜学のサイト(http://www.ausanthrop.net/atsigen/)がたちあがった。また、試みに川口洋氏(帝塚山大学)の協力を得て陸奥国会津郡小松川村の宗門人別帳のデータベースから家系図を作成した。データベースの変換プロセスについては、自動化のために別途開発を必要とするが、とりあえずは、江戸時代の世帯をうまく家系図表示することがあきらかになった。 3.本研究においては、出版物としての成果を出すことができなかったが、アプリケーションの開発と公開そのものが成果物である。また、現在作成中の報告書(その他:印刷費)において使用法についてチュートリアルを掲載する。 以上をふまえ、今後の展開を期したい。
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