研究課題/領域番号 |
12555037
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 宏正 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (40187761)
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研究分担者 |
加瀬 究 理化学研究所, 工学基盤研究部, 研究員
木村 文彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (60133104)
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キーワード | 細分割曲面 / NC加工 / 工具経路生成 / CAD / CAM / オフセット曲面 |
研究概要 |
細分割曲面は、そのモデリングの容易さや表現力により注目されている。しかし、CAD/CAMで広く利用されるには乗り越えなければならない大きな課題がある。それは、これまでの手法では細分割曲面から加工情報を生成することができないということである。なぜなら、細分割曲面はその極限においてのみ滑らかな曲面を生成するのであって、その曲面が陽に与えられているわけではないからである。 本研究では工具経路を生成するための方法としていくつかの手法を試みた。 1)微小三角形面による方法 2)パラメトリック曲面に変換する方法 1においては、データ量が大きくなるので、必要な部分だけを計算する手法を開発した。また、2については変換は理論的に近似とならざるを得なかった。その精度について課題を残している。 これらに関して基礎理論をまとめ、実際にプログラムを試作した。特に1の方法については、いくつかの例題について経路を生成し、加工実験を行った。 次年度以降は、さらに経路生成計算法の改良を行う。また、加工された部品形状を測定することによって、滑らかさや精度などを評価する。
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