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2000 年度 実績報告書

永久磁石をエネルギー源とした磁気ばねによる6自由度振動絶縁装置の試作研究

研究課題

研究課題/領域番号 12555064
研究機関広島大学

研究代表者

中川 紀壽  広島大学, 工学部, 教授 (80031128)

研究分担者 榎 芳美  (株)デルタツーリング, 研究開発部, 主任研究員
藤田 悦則  (株)デルタツーリング, 研究開発部, 主席研究員
関口 泰久  広島大学, 工学部, 助手 (60226644)
キーワード磁石ばね / 永久磁石 / 振動制御 / 振動絶縁 / 非称形振動
研究概要

6自由度振動絶縁装置とその解析を行うため、まず基本的な、上下方向の振動を抑制するための磁石ばねを利用したし自由度の受動制振装置を開発研究した。磁場を制御することで正と負の磁石ばねを作り、金属ばねを組合わせることで不感帯(ばね定数零に近い特性)を有する減衰比の小さい受動制振装置を作った。衝撃性の振動はまずオイルダンパで振動エネルギーを低減て、次に不感帯と磁石ばねによる振動絶縁を行った。これらの受動制振装置は、従来のシート用エアサスペンションユニットと液封マウント以上の振動吸収特性をもつことを実験にて確認した。また、金属ばねと組合わせた回転磁化を利用した磁石ばねによる軟化型ばねを組込んだ受動制振装置も開発研究した。これらの制振装置に用いた磁石ばねの静的及び動的な抵抗特性と非共振となる振動エネルギーの範囲は、受動制振装置の設計支援システムのデータベースとなる。残留磁車密がIT以上の2極磁石に直方体状強磁性材料(鉄)を插入した磁石ばねの特性は、線形近似したばね定数でみたときには不連続となり階段状に変化した。そして1273N/mから14707N/mまでの正と負のばね定数をもつものの設計が可能であることがわかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中川紀壽: "磁石ばねを利用した振動絶縁機構に関する実験的研究"設計工学. 36・2. 75-83 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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