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2003 年度 実績報告書

地盤材料および地盤安定材料への建設廃棄物のリサイクルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12555145
研究機関岐阜工業高等専門学校

研究代表者

吉村 優治  岐阜工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教授 (30182827)

研究分担者 和田 智  株式会社東洋スタビ, 技術開発課, 主任
キーワード建設廃材 / 建設副産物 / 建設残土 / リサイクル
研究概要

これまで研究代表者らが行ってきた建設廃棄物の再利用に関する研究は以下の3つに分けられる。
(1)軽量地盤材料としてのALC廃材のリサイクル
(2)地盤安定材としての汚泥のリサイクル
(3)建設残土の100%再利用
したがって,これまでの研究成果も踏まえて以下のように研究を進展させ,新たな施工方法およびリサイクル技術を確立する。本年度は4年間の継続研究の最終年に当たり,これまでの研究成果を踏まえ,以下の研究計画を実施した。
1)<ALC廃材の再利用試験施工現場の動態観測>
すでに現場で施工した道路の沈下,側方変位等の動態観測を本年度も継続し,軽量地盤材料としてのALC廃材の再利用方法の有効性を引続き検討した。
2)<固化材を添加しないALC廃材の強度と吸水・排水性の検討>
個化材を添加したALC廃材については軽量な地盤材料として道路路床にリサイクルできることが明らかになっている。また,粒状体としてのCBR値,内部摩擦角等の概略値は既に測定している。本年度は,粒状体としての吸水性,排水性を考慮した再利用方法について検討し,街路樹用の土としての使用方法を提案した。
3)<建設残土の100%リサイクル法の検討>
これまでの研究成果を踏まえ,建設分野でリサイクルの最も遅れている建設残土の100%再利用法の提案のために,鉛汚染土壌の再利用方法を検討した。結果的には汚染が著しい場合にはキレート材では汚染の封じ込めは難しいことが明らかになった。
4)<リサイクル固化材の特性評価>
地盤安定材としての汚泥のリサイクル固化材の特性を評価した。
5)<まとめ>
これまでの研究成果をまとめた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Yuji Yoshimura, Shoji Kato: "Measurement of Liquid Limit and Plastic Limit of Soils by Fall Cone Method"Proceedings of the 2nd Asian Conference on Unsaturated Soils -Geotecnical and Geovironmental Issues- (UNSAT-ASIA2003 ). 113-116 (2003)

  • [文献書誌] S.Kato, Y.Yoshimura, W.Sunden, H.Shinkai: "Effect of Suction on Unconfined Compressive Strength of Decomposed Granite Soil"Proceedings of International Conference on Problematic Soils. 325-340 (2003)

  • [文献書誌] 青山智昭, 越前谷武英, ○和田智: "下水汚泥活用地盤固化材の特性について"第25回日本道路会議論文集. (CD-ROM). 03030 (2003)

  • [文献書誌] 田村繁雄, 和田智, ○窪田祐亨: "中部地区における浅層地盤改良工法の特性について"第25回日本道路会議論文集. (CD-ROM). 07026 (2000)

  • [文献書誌] 吉村優治, 佐藤綾花: "吸水・排水性を利用したALC廃材の再利用に関する研究"岐阜工業高等専門学校紀要. 第39号. 59-64 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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