研究分担者 |
森杉 壽芳 東北大学, 工学部, 教授 (80026161)
小池 淳司 鳥取大学, 工学部, 助教授 (60262747)
宮城 俊彦 岐阜大学, 地域科学部, 教授 (20092968)
武藤 慎一 岐阜大学, 工学部, 助手 (90313907)
大野 栄治 名城大学, 都市情報学部, 助教授 (50175246)
|
研究概要 |
本年度は以下の2点について重点的に取り組んだ.第一は,本研究で開発するシステムに登載する各種都市モデルの基本構造を整理して,相互の関連性と各モデルが対象とする都市政策について体系化を行った.第二は,各分担者および協力者が個別に整備してきたデータの共同利用するためのシステムと新たに整備すべきデータの調査・作成方法について検討した. 各種モデルと政策の体系化は,モデルを立地均衡モデルと交通均衡モデルを主軸とし,それらの連動システムを基本とした.それらの上位に都市圏応用一般均衡モデルを作成し,下位にはヘドニックモデル,仮想市場法モデル,知識工学的行動モデルおよび交通シミュレーションモデルを作成することとした.本年度は均衡モデルのレベルで都市幹線交通整備の評価を試み,来年度はより局所的な影響について他のモデルで評価する計画を作成した. データ整備については,購入した地理情報システムの基本骨格に各分担者が蓄積しているデータを格納する手順とデータ形式について検討した.格納できるデータセットから順次格納を進め,来年度前半までに主要部を完了する予定とした.新たに整備するデータとして,岐阜都市圏の産業連関表を作成するものとし,本年度はそのための原データの収集を行い,表作成の方法について詳細検討を行った.
|