• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

オブジェクト指向型の質点系熱・空気シミュレーション・システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12555167
研究機関宮城工業高等専門学校

研究代表者

内海 康雄  宮城工業高等専門学校, 建築学科, 教授 (30168728)

研究分担者 吉野 博  東北大学, 工学研究科, 教授 (30092373)
小林 仁  宮城工業高等専門学校, 建築学科, 講師 (80280329)
キーワードTRNSYS / COMIS / 換気・熱 / シミュレーション
研究概要

平成13年度における具体的な実績は以下の通り。
(1)質点系の熱と空気についての連成シミュレーションツールを開発すること
スイスのEMPAにおけるウークショップに参加して、熱計算TRNSYSと換気計算COMISの連成について検討を行い、連成するためめ枠組の作成と簡単な例を計算した。また東京においてワークショップを開催して、熱計算と換気計算のデータの重複などの問題点を検討した。
(2)ソフトウェアの日本語化
申請者等はTRNSYSの開発者達とメール等で話合いを持ち、日本語化を行うための問題点を検討した。その結果、ヘルプファイル等の外部のファイルについては用意に対処できるが、最大の間題は計算の中にダブルバイトである日本語の文字を組み込むことであることが分かった。しかし、より多くの時間と資源を必要とするために、マニュアルの日本語化を行った。
(3)CADデータを直接読み込んでシミュレーションを行うこと
SimCADによって、一般的なCADデータフォーマットであるDXFにより書かれた日本のマンションの図面を直接読み込むことができた。またビットマップファイルを用いた簡単な日本語メニューを持つ熱のシミュレーション簡易ツールを作成した。
(4)実測データの収集
宮城高専に設置してある単室についての夏季に実測を行い、データを収集した。これについてはTRNSYSによるシミュレーションを行い、各パラメータの感度解析等を行った。またAMeDASによる気象データとの連携についても検討した。
(5)研究成果の発表
日本建築学会、空気調和・衛生工学会等でこれまでの成果を発表した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 平松徹也, 内海康雄, 小林仁: "換気効率を用いた実在住宅における換気システムの性能評価に関する研究 単室一様混合を仮定した簡易な空気齢測定手法"日本建築学会計画系論文集. 第547号. 41-48 (2001)

  • [文献書誌] 宮本麻理子, 内海康雄, 小林仁, 山田慎人: "夏期における住宅室内の温熱環境の改善に関する研究 その4 TRNSYSを用いた温度変動の解析"日本建築学会東北支部研究報告集. 第63号. 229-232 (2000)

  • [文献書誌] 山田慎人, 内海康雄, 小林仁, 宮本麻理子: "夏期における気密化住宅の温熱環境改善に関する研究 その2 ルーバーを設置した改良システムの実測"日本建築学会学術講演梗概集. D-2環境工学II. 521-522 (2000)

  • [文献書誌] 内海康雄, 小林仁, 周波, 三田村輝章, 吉野博: "TRNSYSによる熱・空気シミュレーションについて その1 TRNSYSによるシミュレーションの概要"日本建築学会学術講演梗概集. D-2環境工学II. 985-986 (2000)

  • [文献書誌] 宮本真理子, 内海康雄, 小林仁, 菅野雅博, 吉野博: "TRNSYSによる熱・空気シミュレーションについて その2 夏期における実験室の温度変動の解析"日本建築学会学術講演梗概集. D-2環境工学II. 987-988 (2000)

  • [文献書誌] 平松徹也, 内海康雄, 小林仁: "換気効率を用いた実在住宅における換気システムの性能評価に関する研究 その4 空気齢の簡易測定とCOMIS/TRNSYSを用いた熱・換気総合シミュレーション"空気調和・衛生工学会平成12年度学術講演会講演論文集. I-B11. 109-112 (2000)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi