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2000 年度 実績報告書

レーザレーダによる宇宙ごみ環境の観測法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12555274
研究機関宇宙科学研究所

研究代表者

高野 忠  宇宙科学研究所, 宇宙探査工学研究系, 教授 (80179465)

研究分担者 戸田 知朗  宇宙科学研究所, 宇宙探査工学研究系, 助手 (60321569)
遠山 文雄  東海大学, 工学部, 教授 (40056156)
佐々木 進  宇宙科学研究所, 衛星応用工学研究系, 教授 (00092221)
キーワードデブリ / レーザレーダ / アレイ化
研究概要

地球周回の微小な(直径10cm以下)スペースデブリ検出、およびその軌道決定のための観測システムとしてレーザレーダが考えられる。衛星搭載用の小型・軽量・低消費電力であることと、運用上広域をカバーするためにビーム走査や検出器感度の改善、レーザ出力効率の向上などが求められる。本研究ではこの目的のために小型レーザをアレイ化することを考え、このために小型固体YAGレーザを2台購入しアレイ化制御のための基礎実験系の製作を開始した。
ビームパターンの形成など検出感度や観測領域に関わる設計部分の最適化を進めている段階であり、搭載化の制約条件を考慮した検討を確保させている。レーザレーダの問題は、その観測領域視野の狭さがまずあり、実用的な観測頻度(衛星搭載に見合う)の可能性の保証がまず第一目標となりえる。さらに光を媒体とした検出粒子径の縮小は検出信号パワーの低さとなって現れるため第1目標とのトレードオフによる最適条件の導出を急いでいる。
アレイ化の効果をこの両者に見るために模擬実験設備の設営が求められるが、この前段階の評価として屋外での50m規模の実験の可能性を探っている段階で、温度、風などの擾乱要因(宇宙では別条件となる)の影響を見積りを行ってきた。必要な場合は室内での評価系構築が必須でありこちらは光ファイバなどを組み合わせた擬似測定条件を構成する必要があるので並行して進めている状況である。
第1近似としての回線計算上の検討は既に終えており、具体的な実験の進行によって順次、成果が期待できる。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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