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(1)起爆秒時差が装薬孔間のき裂形成に及ぼす効果に関する実験
2孔同時起爆における起爆秒時差が応力波の挙動と孔間のき裂形成に及ぼす効果をPMMAを供試材料に使用して、実験的に明らかにした。応力波とき裂の挙動をレーザー可視化システムと高速度ビデオを使用して画像観察を行い、起爆秒時差が2孔間の破断面形成過程に及ぼす効果を明らかにした。
(2)ガイドホールによるき裂進展制御に関する実験
装薬孔に近接した切り欠きを有するガイドホールのき裂制御効果を爆破モデル実験で明らかにした。レーザー可視化システムによる画像観察によって、切り欠きを有するガイドホールからの予定破断面に沿うき裂進展挙動が明らかになった。
(3)時間制御起爆システムを使用した破断面制御に関する実験
切り欠きガイドホールを使用して、まず、予定破断面に沿うき裂を進展させた後に、破壊領域に装着させた2孔めの装薬を起爆して破壊させる時間制御爆破実験を行った。き裂と応力波の干渉挙動を前述の可視化システムを使用して画像観察するとともに、供試材にモルタルを使用して、仕上げ面形成のための時間制御起爆法の有効性を実験的に明らかにした。予定破断面が形成されると、2孔めの起爆によって生じるき裂は予定破断面を越えては行かないことが確認された。
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