研究概要 |
平成12年度の研究実施計画に基づき,シルク関連技術ノウハウおよびこれまでの研究成果のデータベースへの導入方法を検討し,本研究独自のデータベースシステムの基本設計を行った。さらに,この基本設計に基づき,本年度購入したデータベースサーバー上で,SQLサーバソフトウエア,Delphiクライアントサーバー言語を用いてプログラミングを行い基本システムの構築を行った。また,日本各地および海外の各所に散らばるシルク関連情報の探索収集を行い,その分類系統化作業を行った。同時に,伝統シルク技術のデジタル画像化とそのデータベース化も合わせて検討した。この結果,(1)リナックスを基本OSとしオラクル8I,アクセスを用いたシルク用語の登録,検索システムの基本設計を行うことができた。(2)マイクロソフトアクセスによりシルク基本用語3000語をテキストベースでデータベースに入力し,サーバー上のオラクルと接続することができた。(3)デジタルカメラを用いてシルク関連技術の撮影を進め,これらをデータベースに登録した。(4)製糸絹研究成果,技術保存情報の収集と分類,系統化,日本各地のシルク関連地にある伝統技術の収集,海外にあるシルク関連施設の資料収集を行った。ただし,膨大な数の技術情報があるため,これらの一部しか収集できなかった。(4)シルク用語については,基本データペースシステムを試作し,ユーザーがインターネットで自由に検索できるようにその稼動試験,WEBアプリケーション化を行った。この結果,シルク用語検索システムとしてインターネット上で平成13年度中に公開できる段階まで進めることができた。
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