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2003 年度 実績報告書

海洋生物の大回遊機構解明のための地磁気センサロガーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12556032
研究機関京都大学

研究代表者

荒井 修亮  京都大学, 情報学研究科, 助教授 (20252497)

研究分担者 光永 靖  近畿大学, 農学部, 助手 (90319658)
キーワード地磁気センサー / 三次元行動 / テレメトリー
研究概要

近年のマイクロエレクトロニクスの急速な発展は、海洋生物の行動生態研究に画期的な研究手法を提供することとなった。現在、各種のマイクロデータロガーや超音波テレメトリー並びに人工衛星によるテレメトリーなどによって、海洋生物の遊泳水深、遊泳速度・加速度、経験水温、体内温度等が得られるようになってきている。また、我々の研究によって自由遊泳中の海洋生物の心拍数の計測も可能となった。
本研究においては、これらのセンサーに加えて、地磁気センサーを搭載したデータロガーを開発し、これにより海洋生物の三次元行動を測定しようとするものである。
本研究期間に地磁気センサーと加速度センサーを組み合わせた各種のプロトタイプを製作した。これらのプロトタイプを最初の段階はタイ国水産局(現 海洋沿岸資源局)傘下のウミガメ保護ステーションにある飼育池(約5ヘクタール)で実際のウミガメ(アオウミガメおよびタイマイ)に装着してデータを取得した。これらの実験結果を下にプロトタイプの改良を行い最終的にはアンダマン海におけるアオウミガメの重要な産卵地であるシミラン諸島フーヨン島において、実海域実験を行い、当初の目的である三次元の遊泳行動の再現に成功した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 荒井修亮: "ウミガメを追いかける"科学(岩波). 73(1). 48-52 (2003)

  • [文献書誌] Arai, N., et al.: "Development of new devices for marine biotelmetry : preliminary results from visual data storage tags and magnetic field sensor accelerometers at tached to adult sea turtles"J.Adv.Mar.Sci.Tech.Soci. 8(1). 15-23 (2003)

  • [文献書誌] Kiyota, M., et al.: "Proceedings of the 3^<rd> Workshop on SEASTAR2000"Arai, N.eds. 134 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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