• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

デジタル・ミュージアムにおける参加型創造学習システム

研究課題

研究課題/領域番号 12558017
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

橋爪 宏達  国立情報学研究所, 情報メディア研究系, 教授 (40172853)

研究分担者 楠 房子  多摩美術大学, 美術学部, 助教授 (40192025)
寺野 隆雄  筑波大学, 社会工学系, 教授 (20227523)
佐伯 胖  青山学院大学, 文学部, 教授 (60084448)
杉本 雅則  東京大学, 情報基盤センター, 助教授 (90280560)
キーワードディジタルミュージアム / 参加型学習 / 協調学習 / 人間 / 機械対話系
研究概要

本年度はRFIDボードの実験を深化させるべく、映像、音響を統合したシステム開発およびソフトウェア開発を行った。
本システムでは、利用者の物理世界での操作に対し、仮想世界からのフィードバックを与えることにより、没入感の高い環境を実現することを目指している。そのためには、ハードウェアおよびソフトウェアの面での性能向上が不可欠であった。ハードウェア面では、同時に複数の利用者がコマをボード上に配置したとき、その検出をボード全面について、おおむね0.2秒以内に行える必要がある。この要求を満たすため、新規のボード開発をオムロン社と協力して行い、またその機構についての工業所有権(特許)を取得した。また、ソフトウェア面では、利用者のボード上でのコマの操作に対し、映像と音響を高速に処理、出力するための機能の実装と再利用可能なモジュール化を進めた。これによりRFIDボードを活用したアプリケーションの開発環境が整備された。
本研究の成果は、ヒューマンコンピュータインタラクション、教育、バーチャルリアリティの分野を中心に、国内外の学会発表やデモ展示などで示された。中でも、フランス大使館の招待によるフランス国のラヴァル市で行われたミュージアム展示では、4日間に渡り本システムの展示が行われた。この展示会では、ラヴァル市の小学生を中心に多数の来訪者があり好評を博した。また、当地の主要なテレビ放送局や新聞社などの取材を受け、テレビニュースとして放送された。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Sugimoto, M., Kusunoki, F., Hashizume, H.: "A system for Supporting Group Activities with a Sensor-Embedded Board"In Proc. of European Conference on Computer Supported Cooperative Work. ECSCW2001. 25-28 (2001)

  • [文献書誌] Sugimoto, M., Kusunoki, F., Hashizume, H.: "A User Interface for Accessing to Information Spaces by the Manipulation of Physical Objects"In Proc. of Human-Computer Interaction. 56-60 (2001)

  • [文献書誌] Sugimoto, M., Kusunoki, F., Hashizume, H.: "E2board : An Electronically Enharced Board for Games and Group Activity Support"In Proc. of Affective Human Factors Design. 227-234 (2001)

  • [文献書誌] Kusunoki, F., Sugimoto, M., Hashizume, H.: "A Networked Board System for Supporting Collaborative Learning"In Proc. of European Conference on Computer Supported Collaborative Learning. Euro-CSCL. 714-715 (2001)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2013-12-05  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi