研究概要 |
本研究の目的は、申請者らが従来行ってきたソフトウェア品質計測技術に関する研究を発展させ、流動的な分散開発環境においても工学的かつ実用的な計測・フィードバックを行えるような機構を開発することである。このために、モバイル技術を適用した「ソフトウェア開発用可搬式計測・フィードバック支援キット」を開発し、その有効性について確認することを試みた。まず,In-Situ型ソフトウェア計測のためのプロセスや支援機構について,デバッグプロセスの観察方法,アプリケーションやコンポーネントの利用情報をネットワーク経由で自動収集する方式などについても,検討を重ねた.これらの成果については学会において発表を行った.また,この支援キットの試作プラットフォームを,ノート型PC,小型CCDカメラ,無線LANカードなどを用いて構築を試みた.この作業は来年度に継続して行う予定である.
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