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2000 年度 実績報告書

高層湿原の環境形成と保全-サロベツ湿原を対象として-

研究課題

研究課題/領域番号 12558064
研究機関北海道大学

研究代表者

橘 治国  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90002021)

研究分担者 井上 隆信  岐阜大学, 工学部, 助教授 (00184755)
佐伯 浩  北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30001209)
高橋 英紀  北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 助教授 (20001472)
吉沢 香  株式会社 エコニクス, 研究員
キーワード高層湿原 / 地下水 / 水質 / 湿原保全 / ササ進入 / 湿地溝ダム
研究概要

【目的】
(対象湿原)北海道の北部に位置するサロベツ湿原を中心に実施する。大規模な農地開発事業に伴い湿原の一部が農地に姿を変えて以来、ササが残された高層湿原へ侵入するなど自然の生態系に変化がみられるようになった。(平成12年度)湿原地下水の水位及び水質の形成機構さらに非泥炭性土壌の侵入過程を明らかにし、湿原の乾燥化や土壌の組成の変化等の人間活動の湿原生態系に及ぼす影響を評価する。(平成13年度)平成12年度の成果を基に、保全対策の一つである湿原の水位上昇のための降水貯留ダム、さらに湿原内で水位上昇のためので水位を高める人工湿地溝ダムの建設効果に検討を加える。この効果的な運用手法についても検討する。さらに降水貯留及び湿地溝ダムを含め効果的な湿原管理を行うため、湿原周辺流域の水管理について検討を加える。
【実績】
本年度は、現地を視察と調査を行うとともに(2000年5.6,7,10,11,12月)、サロベツ湿原の地下水質に関する過去の分析データを収集し、他の湿原域と比較して本湿原の特徴をササの進入という視点から整理した。また泥炭地下水の水質分析のために購入したICP発光分析装置は、設置業者の事故等によって設置に時間がかかったが動作を確認した。また平成13年度に使用する降水貯留ダムをサロベツ湿原に仮建設した。(2000年11、12月)来年4月から貯水が始まる予定である。
【研究協力】
環境庁西北海道地区国立公園・野生生物事務所、利尻礼文サロベツ国立公園管理官事務所、豊富町

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中村信哉,中川亮,橘治国: "高層湿原の地下水水質・土壌環境評価と保全対策"環境化学討論会講演要旨集. 第9回. 64-65 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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