研究分担者 |
今井 一郎 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (50160023)
マンフレッド リングホーファ 大阪産業大学, 教養部, 教授 (90157420)
辻本 雅史 京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70221413)
月原 敏博 大阪市立大学, 文学部, 講師 (10254377)
杉本 均 京都大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (50211983)
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研究概要 |
今年度は科研の初年度であり,基本的に来年度以降現地調査のための準備期間と位置づけた。従って,ネパールから専門家を招へいするなど数回の研究会を持ち,ネパールの教育事情についての理解を深めた。 (1)トリブヴマン大学,教育革新開発センター,Sumom Tuladhar教授を京都大学に迎え,ネパールの教育についての全般的なレクチャーを受けた。同時に,来年度以降のフィールドワークのための具体的な研究協力の方法について協議した。 (2)大阪大学大学院文学研究科小林茂教授を迎えて「ネパールの低開発と教育」という題での報告と研究調査に関する助言をいただいた。小林茂教授はネパールの現地事情に詳しい人文地理学者である。 (3)畠博之氏(神戸大学大学院国際協力研究科修士課程在学中)より「ネパールのカースト/エスニック・グループ間の教育格差とその要因に関する実証的研究」と題した研究発表を聞いた。畠氏は永くネパールに滞在しJICAの職員として活躍した人である。 (4)ユネスコアジア・太平洋地域中央事務所(バンコク)プログラム・スペシャリストの大安喜一氏に「アジアの基礎教育:ユネスコの事業から」と題した報告を受け,その後アジアの教育開発に関する意見の交換を行った。
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